Index Top With the Little Fairy 銀狐の歌 キツネガミの狂騒曲 Another World |
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キツネガミの狂騒曲 |
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登場人物 ◇ 樫切 浩介 Kashigiri Kousuke 種族 :五級位の半狐神 性別 :身体女、精神男
職種 :大学生 年齢 :19歳 身長 :170cm 体重 :55kg 体格 :スレンダー 好きなもの :萌え 嫌いなもの :勉強 趣味 :二次創作 技能 :法術、家事全般、イラスト作成 術 :D- 属性 :獣 >>使用する術 プロフィール : 元人間。早瀬工科大学二年生。 山奥の道路で式神に襲われ死亡。だが、草眞の分身に魂を納められ、生き返る。以前の身体は修復不能で、狐神の女として生きていくことを余儀なくされた。身長は以前と同じ。自分の身体に不満はない模様。 なりゆきで、リリルを遣い魔にする。 一般人を装おうオタクで、三次元にはさほど興味がない。マニアックは属性を持ち、生身の人間には萌えないと言い切る。ただ、どこまで本気かは不明。 日々の努力のおかげで、見た目は普通の大学生。だが、積極的にオタクであることを隠すつもりはないらしい。 根本的に楽観主義者。意外と気が弱いが、かなり根性がある。 キレると怖いらしい。 漫画研究部に所属。地位は8番。絵と文章の両方が書けるが、へた上手。 四年前に両親が事故死し、以後一人で暮らしている。家は古い屋敷で、何か特別な場所に建てられているらしいが、詳細は不明。200年ほど前に守護十家のどこかからここに住むように告げられ、それを守っている。なんとなく、人を遠ざけるような雰囲気があるらしい。 草眞の身体ということもあり、通常時の身体能力は慎一を上回る。だが、術がほとんど使えず、戦闘訓練も受けていないので、はっきり言って弱い。 かなりの酒豪で、一升瓶を空にしても全く酔わないほど。人間だった時は、酒自体呑まなかったため、耐性は不明。本人は呑めないと思っていた。 浩美(ひろみ)という偽名を持つが、まだ使ってはいない。 ◇ シェシェノ・ナナイ・リリル(仮名) Shesheno Nanai Lilir 種族 :魔族 性別 :女
職種 :遣い魔 年齢 :125歳(外見11歳) 身長 :144cm 体重 :36kg 体格 :幼児体型 好きなもの :お宝、甘いもの 嫌いなもの :宗一郎、刺激物、ふさふさしたもの 趣味 :盗み 技術 :魔法、盗み、剣術 魔法 :D (過去A) 属性 :闇、炎、精神 >>使用する魔法 プロフィール : 魔族の元盗賊。八階位(日本での三級位)だったが、今の階位は不明。 以前は盗みで生計を立てていた。盗みの腕もさることながら、戦闘能力も女としての魅力も高い。盗品を売った金よりも、盗む過程に魅力を見い出している。 日本の神界の神殿に忍び込み、宝物(禁術の写本五冊など)を盗み出したものの、草眞によって捕まり、封印刑を受ける。その後、草眞の策略兼復讐によって、浩介に魔力を奪われ、子供になってしまった上、さらに遣い魔となってしまった。 自信家で身勝手、誰に対しても尊大に振るまう。他人を利用するのに躊躇しない。目的のためには手段を選ばず、欲しいモノはどんな手段を以てしても手に入れるという信条を持っていた。 しかし、幼児化に伴い、頭の中まで幼くなってしまい、現在では事実上ただの生意気な子供。大人だった時の記憶は残っているが、頭脳が着いていない。 浩介との契約で処女を奪われ、完全な従属の遣い魔となる。リリルから浩介に許可無く危害を加える事は出来ず、浩介の命令には絶対服従。命令されれば、意志に関係なく身体が勝手に動いてしまう。 もっとも、浩介が無茶な命令をする度胸がないことも知っている。 現在の服装は草眞の選択。不服であるが、浩介を通した命令なので逆らえない。半ば諦めに近い境地に達している。 蝙蝠のような羽を生やして飛ぶことが出来る。 ケーキやチョコレートなどの甘いモノが好き。生まれつき刺激物が苦手で、酒はおろか炭酸飲料も飲めない。カレーも甘口しか食べられない。 独自の美的感覚を持っていて、元の服装もそれに基づいたもの。自分で作った家具や描いた絵にもその個性が表れているが、一般人には理解できない。浩介には変と言われ、慎一にはシュールレアレズムと言われる。本人も他人に理解できるものではないと自覚している。 カルミアに理解を示された時は、喜んでいる。 リリルという名前は、以前名乗っていた名前ではない。狐神族族長の天楼による記憶改竄の結果、自分の名前はリリルであると思っていた。その他、いくつか記憶に改竄を加えられていると自分で推測している。 ◇ 風無 凉子 Kazanashi Ryouko 種族 :四級位の猫神 性別 :女
職種 :死神兼神界機動隊班長 年齢 :54歳(外見16歳) 身長 :167cm 体重 :55kg 体格 :スレンダー 好きなもの :可愛い女の子 嫌いなもの :負け 趣味 :勝負 技能 :三刀流、料理 術 :C 属性 :死、風 >>使用する術 プロフィール : 浩介の住む地域を担当する死神の地区長補佐。 乖霊刃を三本携え、両手と尻尾で三刀流とする。無茶苦茶な剣術ではあるものの、剣舞のように繰り出される斬撃は意外なほどの威力を持つ。ちなみに、本人は○NE P○ECEより早いと主張している。 しかし、百八煩悩鳳などの技を使ったりしている。漫画にインスパイヤされ、作り上げたものだと考えられる。 その強さから、死神としてよりも地域の治安維持を主な仕事としている。 人をからかうのが好き。もっとも、お人好しで面倒見は良い。極度の負けず嫌いで、勝負事は自分が勝つまで続ける。 自分の負けず嫌いに自覚はあるので、賭け事には手を出さない。 時々、とんでもない行動を取る。自覚なく厄介事を引き込む気質で、凉子の関係者は最低一度凉子のせいで起こったとんでもない目に遭っている。 子供の頃に草眞から体術を教えられ、筋が良いと褒められる。そのため、草眞には憧れのような感情を持っていた。それが行きすぎて、恋愛めいたものになっているが、修正する気はないらしい。 浩介の面倒を見ることを草眞に頼まれ、快く引き受ける。 それなりに名門の生まれ。凉子の家系は頬に三本のヒゲが生えている。 オタク少女で、漫画やラノベ、アニメDVDなどを大量に保有している。ただし、腐女子ではない。結奈と親交がある。 元々持っていたレズっ気と草眞へのあこがれから、何度か浩介を襲っている。 その他の登場人物 ◇ 葛口 草眞 Katsurakuchi Souma 種族 :準二級位の狐神 性別 :女 職種 :神界軍第十師団師団長兼 神殿司法庁処刑主 年齢 :約870歳 身長 :150cm 体重 :45kg 体格 :普通 術 :AAA- 属性 :獣 >>使用する術 プロフィール : 狐神族の第三位。 元々七尾だったが、一本を浩介の身体として与えたために、現在は六尾。法力が少し弱くなっているが、目立った問題は起こっていない。 恩も仇も、きっちり返すことを信条としている。サディスティックな性格で、仇は数倍から十数倍に、しかもエグい形で返すことが多い。 リリルによって手に入るはずの禁術の写本を燃やされた。その恨みを、浩介への完全従属の遣い魔とするという形で返す。 一見感情で動いているように見えて、非常に実利主義で打算的。 リリル曰く、狡猾な女狐。 900歳近い老狐だが、身体の細胞組織を操作する錬身の術のおかげで、外見も身体年齢も13歳ほど。自由に年齢や体格を変えられるが、なぜか性別は変えられない。同時に、老化の停止と治癒能力の強化を以て、不老不死の一形態を取得している。 錬身の術による、生物の身体構造を無視した動きは凄まじい。急所も痛覚もなく、肉、骨、血管、毛髪、身体そのものの全てを攻防に使い、同時に桁違いの再生力をも併せ持つ。間合い、骨格、呼吸、常識を全て無視した戦闘方法は異様の一言。 ただ、その分体力やカロリーの消耗も大きい。 迫撃戦では神界最強クラス。術の射程が短く、迫撃戦しか行えないことが欠点であるが、それを差し引いても以前の銀歌と互角以上に戦うことが出来る。 普段の子供のような姿は省エネ形態で、戦闘ではその状況に応じて体型を変える。速度形態では、浩介とほど同じ姿となる。 神界軍第十師団師団長と司法庁の処刑主を勤める。 敬史郎が部下になった次期から、変な趣味を持った者が集まり始め、現在では変態師団と陰で呼ばれている。部下たちからはなぜかアイドル的扱いを受けている。最初は不服だったが、既に諦めの境地。 ただし、癖の強い者が集まった結果、師団の戦力は高い。 白鋼に因縁があるらしく、偏屈ジジィと呼ぶ。 ◇ 樫切 宗一郎 Kashigiri Souichirou 種族 :人間 性別 :男 職種 :準二級退魔師兼警察署警部 年齢 :40歳 身長 :170cm 体重 :67kg 体格 :筋肉質 術 :C+ 属性 :氷 プロフィール : 樫切宗家の当主。 隣の市を担当している退魔師。妻子あり。 退魔師としていの実力は中の中。普段は、警察官として生活している。怪しげな事件があると、退魔師として動くようになる。 主に符を用いた術を使う。 三級破魔刀と、黒い背広に似た三級式服を持つ。近いうちに、二級品の術具を買いたいと思っている。 見た目も性格も気の良いおじさん。しかし、エロオヤジのきらいがあり、浩介に公然とセクハラする。リリルにはかなり嫌われている。 両親を亡くした浩介の面倒を見ている。 頬に古傷がある。 ◇ 木村 京太郎 Kimura Kyotaro 種族 :人間 性別 :男 職種 :教授 年齢 :45歳 身長 :183cm 体重 :62kg 体格 :痩せ プロフィール : 早瀬工科大学教授。漫画研究部顧問。 ペンネームではなく、本名。 大学教授を務める傍ら、物書き仕事をしてる。その他、絵や写真、旅行など多趣味。セラミック工学の世界ではかなり知られた人間らしい。 長身で眼鏡、いつも白衣を着ている。どこかマッドサイエンティストを思わせる風貌。性格も慇懃無礼といった感じで、胡散臭い。半分演技くさいが。 凄まじいまでの精神の図太さを持っている。 通称、ドク。ただし自称で、ドクと呼んでくれる人はいない。 色々と妖しげなコレクションを所有する。日常的な物から、意味不明なものまで、多岐に渡る。 外伝 雨神の雨宿り ◇多田原 慶吾 Tadahara Keigo 種族 :人間 性別 :男 職種 :会社員 年齢 :25歳 身長 :168cm 体重 :65kg 体格 :普通 プロフィール: アパートで一人暮らしをしている会社員の男。 雨の日に外で雨宿りをしている沙雨を見つけ、部屋に入れる。 ◇ 沙雨 Sssame 種族 :準五級位の雨神 性別 :女 職種 :記録者 年齢 :不明(外見十代半ば) 身長 :52cm 体重 :3kg 体格 :普通 プロフィール: 雨神の女の子。日本中を旅しながら、空の気の流れを記録している。環境調査員という表現が一番近い。自分では閑職と考えている。 上司は偉い神らしい。 移動は徒歩や無賃乗車。 外伝 猫が恩返し ◇ 川本 正博 Kawamoto Masahiro 種族 :人間 性別 :男 職種 :専門学校一年生 年齢 :19歳 身長 :174cm 体重 :62kg 体格 :普通 プロフィール: ごく普通の専門学校生。 今は親元を離れて、学校近くのアパートで一人暮らしをしている。 晩秋のある夜、レポートを仕上げている最中にやってきたシロに驚きつつも、その存在を受け入れ、一緒に暮らすようになる。 生まれた時から一緒に暮らしているため、シロの考えていることは大体分かる。 猫や犬など動物 に非常に懐かれやすい。 ◇ シロ Shiro 種族 :猫又 性別 :女 職種 :お手伝い 年齢 :19歳 身長 :156cm(人間時) 体重 :47kg(人間時) 体格 :普通 プロフィール: 正博が飼っていた白猫。 正博が生まれた時に家に連れてこられる。それから、十八年間ずっと暮らしていたが、寿命で息絶える前に姿をくらました。 その後、猫の神様の下で猫又になり、正博の元へとやってくる。猫であった時から正博の秘蔵本を盗み読みしていたらしく、人間に化ける時は猫耳メイドになる。まだ他の姿には化けられない。 元が猫であっため、考え方が人間とは少し違う。 外伝 式神馴らし ◇ 白砂 初馬 Shirasago Hatsuma 種族 :人間 性別 :男 職種 :大学一年生 準二級退魔師見習い 年齢 :19歳 身長 :173cm 体重 :67kg 体格 :中肉中背 術 :C+ 属性 :氷、土 >>使用する術 プロフィール: 式神使いの退魔師白砂一族の跡取り。妹が二人いる。 あまり感情を大きく変化させることがなく、いつも脳天気なように見える。本人はそれなりに考えて行動しているのだが、他人からはいまいち熱意がないように見えてしまう。もっとも、本人もその性格を直す気はない。 やるなと言われるとやりたくなる性格らしい。 小太刀と足技を用いた戦闘技術を習得している。幻術についての才能はなく親にも習得を諦めろと言われている。しかし、他の儀式系の術などの実力は本物で、同級の退魔師としてはかなり強い部類に入る。 正式退魔師免許試験の課題の式神決定に、父親から狐の一ノ葉を送られる。 ◇ 一ノ葉 Ichinoha 種族 :式神 性別 :女
職種 :特になし 年齢 :不明(人間時16歳) 身長 :110cmほど(人間時157cm) 体重 :10kg(人間時32kg) 体格 :普通 術 :B- 属性:獣、炎 >>使用する術 プロフィール: 狐の式神。普通の狐よりも二回りほど大きい。 かなり気が強く、他人に命令されるのを極度に嫌う。 通常よりも強い式神とするために作られたが、それが主であろうと他人に命令されるのが気にくわないという、式神として致命的な欠点を持つ。それ以外には目立った欠点はなく、式神としての力は強い。 炎の術と幻術を得意としている。 制作者は森棲の分家で、強い式神という目的で作られた。その性格に当惑したものの、無理に性格を書き直すのは忍びないと考え、封印。占術を用いて相性の良い相手を探し、初馬の元へと流れ着く。 色々あった末に、一応初馬を主と認めた。 身体はかなり軽い。 ◇ 佐藤 颯太 Satou Souta 種族 :人間 性別 :男 職種 :高校生 年齢 :16歳 身長 :171cm 体重 :60kg 体格 :普通 プロフィール : 普通の高校一年生。春休みに街を歩いていて、マヨイガの欠片に捕まってしまう。最初は状況が理解できずパニックに陥りかけたが、梢枝に事情を説明され、とりあえず落ち着く。 昔話や民族伝承に興味があり、マヨイガの言伝えも知っていた。 性格は楽観的。身に迫るような危険もなく、数日後に向えが来ることを知り、マヨイガでの悠々自適な生活を満喫していた。 特技は早寝。いつ何時いかなる場所でも、数分で眠れる。 中学生の頃に彼女がいたが、キスをしただけで別れる。本人曰く、どちらも幼かった。 ◇ 梢枝(仮名) Kodsue 種族 :マヨイガ 性別 :不明(外見は女) 職種 :管理人 年齢 :不明(外見16歳) 身長 :158cm 体重 :46kg 体格 :普通 プロフィール : マヨイガの欠片の管理人を自称。 キツネ巫女という格好であるが、狐族ではない。優しく丁寧な性格であるが、事務的に物騒なことを言うことがある。料理洗濯掃除から、夜伽、医療行為までほぼ何でもこなす。 その正体はマヨイガの核。明確な実体を持たず、人格も容姿も性別も名前も決まってはいない。マヨイガに迷い込んだ人間の精神に反応して、その人物にとって一番都合のいい姿と性格になる。 颯太の場合は狐巫女だが、他の者の前では別の姿となる。 マヨイガ維持のため、やや強引に颯太の精を搾り取る。颯太の心がそうさせたのか、かなりの淫乱。 ちなみに、梢枝が斃されると、マヨイガも消滅してしまう。 ◇ 田村 裕樹 Tamura Hiroki 種族 :人間 性別 :男 職種 :大学生 年齢 :22歳 身長 :173cm 体重 :66kg 体格 :普通 プロフィール : 憑き蟲に憑かれた男。 女に利用されたと知ったショックで自殺した直後に、憑き蟲に身体を奪われる。魂は死神によって回収され、そのまま向こうに行ってしまった。 憑き蟲: 氏名は持たない。 古くから生きている妖怪。 動物の死体に取り憑いて擬似的な生命活動を行う。厳密に寿命のようなものはなく、およそ200年ほど生きている。 ◇ 原木 江美 Haraki Emi 種族 :人間 性別 :女 職種 :大学院生 年齢 :23歳 身長 :166cm 体重 :50kg プロフィール : 裕樹を弄んでいた女。 それなりの名門の娘であるが、かなりヤサグレている。最初から裕樹を振って、その絶望する姿を見るために交際していた。人の苦しむ姿を見るのが好きという、かなり歪んだ性癖の持ち主。 某所のマンションの五階に住んでいる。 〈 作中に登場する術・技 〉 ◇ 樫切 浩介 通し 身体に術力を行き渡らせる。術の基礎の基礎。 難易度1 狐火 青白い炎を作り出す。狐族の基本術。 難易度1 変化の術・写身 遺髪と骨と血から作った腕輪を使い、元の男の姿に変化する。他のモノに変化することは出来ない。連続9時間以上変化を維持することも出来ない。 腕輪に補助の法術がかけてあるため、楽に変化できる。 難易度2 尻尾抜きの術 獣族の基本術。尻尾をズボンなどの布に透化させる。あまりに分厚い布や衣服以外の物は透化出来ない。 難易度1 Sexual Excitement リリルの魔力を使った魔術。かけた相手を発情状態にさせる。幻術の派生。無防備な相手でないと効果が薄い。 草眞が教えた。 難易度3 Erection the Rod リリルの魔力を使った魔術。男性器を生やす。変化の魔術の応用。自身の法力を精液に変えて射精する。法力がつきるまで、何度でも射精可能。 草眞が教えた。 難易度3 修復の術 壊れたモノを直す。退魔師の基本術。治癒能力を持たない無生物を直すのは、難しい。 難易度3 分身の術 あらかじめ術式を組み込んだ術符を媒介として発動する分身の術。 今の自分の姿と同じ分身を作り出す。しかし、分身は意識や思考を持たず、人形のような状態。放っておくと五分程度で消える。 難易度3 憑依の術 あらかじめ術式を組み込んだ術符を媒介として発動する憑依の術。 技術的にかなり無茶をしており、命令によって抵抗を完全に削ったリリルに何とか憑依するのが限界。憑依しても身体を支配することはできず、意識もそのまま。一応感覚の共有はしている。 無意識化に命令を出してリリルを動かすことはできるが、リリルは命令の内容は聞こえていない。 難易度4 猛狐展開 樫切浩介という枠を外し、草眞の分身体として動くようになる術。非常に単純な術式を、鍵のように自身に組み込むことで発動する。リミッター解除。 膂力、俊敏性、反射速度、耐久力が爆発的に増加し、高いレベルで錬身の術を扱えるようになる。攻撃の基本は術強化による打撃。またほとんどのダメージを即座に再生するため、攻撃がまともに通じなくなる。誰かと対峙した場合、相手を行動不能にするか、自分が意識喪失するまで止まらないので緊急時以外には使うなと言われている。 骨の爆杭 前腕の骨を巨大な杭に変化させ、法力の爆発によって相手に撃ち込む術。骨のパイルバンカーを形容される。浩介が扱うものは草眞のものよりも威力は劣るが、それでも非常に高い破壊力を持つ。 ◇ シェシェノ・ナナイ・リリル Copy of Mechanism 生物の機構を自分の身体に写し取る魔法。人界で生物のように生活するには必要不可欠な技術。人界でエネルギーを得るために、生物の消化吸収機構を複写。何を思ったのか、男性器機能を複写している。 難易度6 Translation 言語を翻訳する。カルミアの翻訳の魔法と同じだが、文字までは翻訳出来ない。しかし、リリルは日本語がある程度理解出来るので、さほど支障はない。 難易度4 Sexual Excitement 相手の発情させる魔法。 防御状態の相手には効果がない。 難易度3 Erection the Rod 男性器を生やす魔法。厳密には機構複写で写し取った男性器機能を動かす魔法。自身の魔力を精液に変えて射精する。魔力が尽きるまで、何度でも射精できる。なお、精液に生殖機能はない。 難易度3 Innocence 認識力を誤魔化す魔法。かけられた者は、よほどのことがない限り、疑問を感じることがなくなる。 難易度2 Innocence World 認識力を誤魔化す結界。効果範囲は一空間全て。結界内にいる人間は、リリルの存在に疑問を感じなくなる。リリルだけなら必要ないが、浩介と一緒に行動する時は必要。 難易度3 Recovery 身体の治癒力を高める。 難易度1 Boost 身体能力を強化する。剛力の術、瞬身の術、鉄硬の術を同時に用いた状態と同程度になる。 難易度4 Starting 緋色の魔剣を起動させる。 難易度1 Inpact 緋色の魔剣から衝撃を纏った火炎を放つ。火炎は標的に直撃するとともに飛び散り、周囲を焼き払う。 難易度4 Teleport 瞬間移動する。口寄せや召喚などとは違い、儀式的な魔法式は使わず、その場から即座に任意の位置に移動する。消費魔力は移動距離に比例し、数メートル移動するだけでも大量の魔力が必要となる。 難易度6 Repair 壊れた物を修理する。 難易度2 Growth 魔石に蓄えた魔力を使い、一時的に子供から大人の身体へと成長する。その際、体格だけでなく知能や身体能力も大人のものへと戻り、以前と変わらぬ行動を取ることが出来る。 一週間の蓄えで、魔法を使わないなら二日ほどの持続が可能。しかし魔力消費の大きな魔法を使えば、当然大人でいられる時間は減少する。 難易度1 Shadow Doll 分身を作り出す。分身の術と同様、分身は自分との意識の共有を行っている。分身は魔力の続く限りつくれるが、増えるほど制御が難しくなり、魔力の消費も大きくなる。 難易度3 Flying 背中から翼を作り出し空を飛ぶ。精霊族が持つ飛行能力を動かすと表現する方が正しい。子供の姿の時で最大60km/h。大人の姿の時で最大180km/hでの飛行が可能。魔法で飛行速度を上げることもできる。 難易度2 High recovery recoveryの強化版。傷だけでなく体力も回復させる。 難易度3 Clean up 使用者が汚れと認識しているものを落とす魔法。身体に付いた汗や垢などの汚れから、ものにこびり付いた汚れなどまで広範囲にわたってそぎ落とす。 難易度2 inject stamina 持久力を上げる魔法。体内の脂肪分の分解を早め、新陳代謝を高めることで、簡単に疲労しなくなる。本来は長期戦などで使われる魔法。 難易度3 Mode Full LIBERATING 魔輝石の力を使い、子供から大人へと変身。さらに衣装も切り替えるという魔法。本来ならそれら全てを一瞬で終わらせ戦闘態勢に移れるが、リリルはその場のノリで派手な変身エフェクトを使用した。 難易度3 Moment Accel 瞬間的な大加速を行う。数メートルから十数メートルを超音速で移動する。一直線にしか移動できず、途中止まることもできないのだが、空間転移よりは消耗が少ない。 主に退避に使われるが、加速を利用した攻撃も可能。 難易度5 Burn Tower 斬った対象に魔剣の炎を刻み込み、その炎を爆裂させて相手を飲み込む。魔剣での攻撃から、発動する。 難易度6 ◇ 凉子 錬身の術 尻尾を腕のように動かす。尻尾で腕と同じくらいの力が出せ、三倍ほどの長さに伸ばすこともできる。その他、手足を伸ばしたり、身体の新陳代謝を高め、疲労しにくくしたりもできる。 難易度4 修復の術 壊れた物を直す。 難易度4 憑依の術 特定の相手へと取り憑く術。 凉子は憑依の術をほとんど使ったことがないので、完全に意識の無い相手に取り憑くのが限度。浩介の分身に取り憑いたが、あまり自由に身体を動かせてはいない。憑依した状態では、術などもほとんど使えない。 放っておくと消える脆い分身でも、凉子自身の法力を支えとして長時間の維持が可能となっている。 難易度4 - 三刀流法剣術 - 三刀流 凉子の十八番。両手と尻尾で三本の刀を操る。 本人曰く、口で咥えるよりも自由度が高い。事実、攻防同時の踊るような連撃は、見かけ以上に強力。ただし、三本の刀を同時に扱わなければならないため、かなりの反射神経と体捌きが要求される。 正統派剣術を基本に組み上げてあるが、剣術としては邪道の部類に入る。 法剣術の消費法力は大きい。 三刀飛燕・百八煩悩鳳 三刀で飛燕の術を放つ。緩い螺旋を描いて飛んでいく、三本の白光の斬撃。本人曰く、威力は一刀で放つ飛燕の術の三倍。事実破壊力は大きいが、飛燕の術三回を一回で放っているような原理なので、消費法力も通常の三倍。 難易度3 三刀砲華・三百煩悩攻城鳳 三刀で砲華の術を放つ。緩い螺旋を描いて飛んでいく、三本の白光の斬撃。本人曰く、威力は一刀で放つ砲華の術の三倍。三刀飛燕と同じ原理なので、術消費法力も通常の三倍。凉子の許容量はは砲華の術三発を一度に放つには若干足りないため、術の発動による負荷が大きい。 慎一の放った飛燕の術と相殺した。 難易度5 三刀風刃・竜巻 風の術と飛燕の術を組み合わせ、無数の風刃を織り込んだ小竜巻を発生させる。半径十メートルにいる相手を引き込みながら、上空へと吹き飛ばし、さらに風刃で斬り裂く。 慎一に向けて放ったが、あっさりと避けられた。 難易度5 限開式 身体と法力許容量のリミッターを無理矢理外す術。 両手の刀の柄を打ち合わせることを合図として発動する。ただし、身体に極端な負荷が掛かり、その負荷を軽減する技術は無いため、持続時間は一分ほど。術を使えば、その分持続時間が減る。 使い終わった後は法力をほぼ全て消費し、さらに過度の疲労でしばらく動けなくなってしまう。途中で解除することは可能。 夢幻三十刀 両手と尻尾の刀を、物質分身の術と砲華の術を組み合わせて、三十本まで増やす。 刃の具現化に大量の法力を必要とするため、限開式を用いた状態からでしか使えず、その三十本の刃を維持するのも二十秒が限度。 刃はお互いに透過するため、大量の刃同士がぶつかり合うということはない。 三十刀乱舞・八重桜 夢幻三十刀で増やした三十の刃で相手を滅多斬りにする。一撃の威力も高い上に、手数は軽く数百に及ぶ。まともに食らえば、数百の創傷によってほぼ戦闘不能に陥る。その凄まじい手数のため、攻撃を捌くのは極めて難しい。 だが、限開式を用いているため、撃てるのは一回のみ。 慎一には技の特性を見切られ、斬撃を放つ前に斬られた。 難易度6 三刀乱舞・八重桜 三本の刀で相手を滅多切りにする技。相手に突進しながら、踊るような動きとともに三刀の乱撃を繰り出す。攻防同時に行う大技だが、法力の消耗が激しいので、使い所は見極めないといけない。 未登場 難易度5 三刀破壊・刃断 刀二本で相手の武器の上下を押さえ、反対側から三本目の刀を叩き付け、武器を破壊する。短い武器や頑丈な武器には効果がない。 未登場。 難易度4 三刀疾駆・三清流 縮地の術による突進から、三刀でほぼ同時に高速の攻撃を放つ。刀の一本を防いでも、残りの二本による攻撃を受けてしまう。 同格の相手には強力な必殺技となるが、防御や回避法は多数ある。 未登場 難易度4 その他の登場人物 ◇ 草眞 屍魂転生の術 死者の魂を別の身体に移す奥義。転生の術の一種。浩介の魂を自信の分身に移した。ただし、原理上無理があり、浩介は魔力の摂取なしにはまともに活動できない。 難易度9 転送の術 口寄せの術の応用のようなもの。特定のものを、任意の場所に瞬間移動させる。浩介を車ごと自宅に送った。 術式の構造上、術の射程距離の短い草眞でも使える。準備に十分ほどかかる。 難易度6 錬身の術 身体組織、細胞までを無制限に操作する。草眞は術を極めており、生物の常識を無視した動きが可能。応用で、細胞の老化を完全に止め、治癒能力を極限まで強化し、事実上の不死を体現している。 難易度9 身体再生 失った組織を錬身の術を用いて瞬時に再生する。たとえ身体の八割を失ってもほぼ一秒で元通りに再生させられる。なお、火傷や凍結など、身体の損傷の状態は関係ない。 難易度4 細胞分身 切断された身体の破片から全身を再生させる。手首や指からでさえ、そこから全身を再生させ、毛髪による服を作り出し、本体と同じ姿を取る。状況を理解していないと、攻撃によって分裂しているように見える。 分身の性能は通常の分身の術とほぼ同等。 難易度7 軟体化 身体を液体に近くなるまで柔らかくする。それにより、打撃の攻撃力のほぼ全てを受け流すことができる。 難易度6 巨人の術 身体全体、もしくは一部を巨大化させる術。打撃力を増やすために使われることが多い。巨大化している間は、その割合に応じて術力の消耗も増える。 大抵は二、三倍程度に巨大化させるが、草眞は大量の法力を練り込むことにより、三十倍もの巨大化を可能にしている。無論、消耗も凄まじいものとなり、持続は数秒ほど。 難易度8 多重装築 術式に連続で術力を供給する技術。許容量限界を遙かに超える膨大な術力をひとつの術に込められる。しかし、術式に術力を集めておくのは非常に制御が難しく、高度な技術。草眞は法力総量の二割まで可能。 多重装築を用いた膨大な法力で、巨人の術による三十倍の巨大化を可能としている。 極大豪打 草眞の最大必殺技。 巨人の術を使用した状態で、錬身の術で身体を破裂させ、さらに迫撃術を乗せた一撃を叩き付ける。戦法も何もない滅茶苦茶な攻撃であるが、その破壊力も滅茶苦茶なものとなる。小型隕石の衝突と表現されるほど。 しかし、巨大化に加えた全力で一撃で、法力総量の約半分を使い切ってしまう上、身体に掛かる負担も生半可なものではない。使ったらしばらく戦闘は不能になる。 ただ、草眞が使用を躊躇う一番の理由は、破壊の余波が広すぎて後処理の手間が非常に大きいこと。 ◇ 分身体草眞 骨の爆杭 前腕の骨を杭状にして相手の身体に突き刺す、そこからさらに骨の杭を爆発させて、相手を内部から破壊する技。堅い防御を持つ相手への攻撃技。 難易度6 大豪打 巨人の術によって手や足などを一時的に巨大化させて、そのまま攻撃する草眞の攻撃法。仕組みは単純だが、それゆえに威力は非常に大きい。 速度形態 大人の女性とほぼ同じ体格に身体を組み替える。子供の姿よりも、身体能力が上がり、特に俊敏性が上がっている。柔軟性も高い。間合いを取って戦う時に使うことが多い。 肉弾形態 長身筋肉質の屈強な体格に身体を組み替える。接近戦に特化した形状で、攻撃防御俊敏性ともに高い。速度形態よりも、俊敏性はやや落ちるが、総合的な戦闘力は速度形態よりも上。 巨兵形態 肉弾形態から、さらに体格をおよそ十倍に巨大化させ、それを維持する。その巨大さと、無骨な体躯から、巨大ロボットのような見た目。巨大化の維持に法力を消費し続ける欠点はあるものの、消費に見合った見合った攻撃力、防御力の上昇がある。また、その巨体とは思えない俊敏性も持ち合わせている。 ◇ 樫切 宗一郎 修復の術 壊れたモノを直す。退魔師の基本術。 難易度3 鉄硬の術 リリルや浩介に殴られた際に、こっそりと使用。 難易度3 その他の術 時止めの術 禁術の写本。 擬似的に時間を止める。厳密には時間の隙間へと潜り込む。 時間を止めている間は、その状態を維持するために凄まじい勢いで術力を消費していく。草眞ほどの実力を以てしても、止められる最大時間は合計9秒。 草眞が日暈の奥義・先見を超えるために手に入れようとしていた。が、リリルによって写本を燃やされ、紛失。 難易度10 外伝 式神馴らし ◇ 白砂 初馬 人払いの結界 人間が近づかないようにする結界。退魔師の基本術。 難易度2 式封じの術 白砂家秘伝。 式神などの使役されたものの力を封じる術。式神だけでなく、遣い魔などにも効果は現れる。極端に強い相手には効果がない。 難易度4 金縛りの術 対象の神経を痺れさせることにより動きを封じる術。 難易度3 式神変化 白砂家秘伝。 式神を氏易者の任意の姿へと変化させる術。術力を消費するのは使役者で、式神の術力は消費されない。 難易度4 強制契約の式 相手を従属させる仮契約を、半ば強制的に結ぶ術。対象の身体に血の印を描き込み、専用の大術符の上に拘束する必要がある。また、術を発動することで相手をしばらくまともに動けなくする副作用もある。 術の発動に膨大な術力の消費を伴う。 難易度5 隠れ蓑の術 術を掛けた対象の存在感を希薄にする。簡単な幻術。 難易度3 式操りの術 白砂家秘伝。 式神との感覚共有を行い、式神の身体を自在に操る術。現実感が薄いながらも式神の感覚も流れ込んでくるため、場合によって感覚の混乱を起こすことがある。 白砂家の人間は誰でも使えるが、実際に使われることはほとんどない。 稀に全感覚の共有が起こってしまう。 難易度3〜 治活の術 傷に霊力を注ぎ込み、再生力を高める術。 あくまで自然治癒力を高める術なので、軽傷や治りかけの傷にしか効果がない。反面、身体に掛かる負担は小さく、衰弱した状態でも使える。 難易度2 式操りの術・改 白砂家秘伝を初馬が改造したもの。 式神との感覚共有を行い、式神の身体を自在に操る術。現実感が薄いながらも式神の感覚も流れ込んでくる。また初馬の意志で一方的に一ノ葉の身体を動かすことが可能。その強制に、一ノ葉は抵抗することもできないようになっている。 難易度3〜 式操りの術・意送り 白砂家秘伝を初馬が改造したもの。 自分の感じている感覚を、一ノ葉に送る。感覚の一部や全部などの調整が出来る。また、一ノ葉は送られてくる感覚を拒否することはできない。 ◇ 一ノ葉 鎌鼬 前足の爪から、高圧高速の空気を飛ばす。一瞬で吹き抜ける細い風であるが、その気圧と速度から切れ味は凄まじいものとなる。 旋風鎌鼬 鎌鼬の強化版。爪から放たれる空気の斬撃。鉄板程度ならば難なく切り裂くほどの威力を持ち、初馬を鎖帷子事切り裂いた。 狐火 狐の基本術。青白い高熱の炎を生み出す。消費法力は少ないものの、威力の大きな炎を作り出せる効率の良い炎の術。 狐焔の槍 作り出した狐火を破裂させ、百本以上もの炎の槍として放つ術。 治癒の術 自分の術力や生命力を傷に注ぎ込み、傷の回復を行う術。多少の深傷でも治すことができる。他人に使う場合は、相手の体力をほとんど消耗させないという利点がある。 乱歩の術・水雲 水面をあるく術。鈴音を一樹の家に送り届ける際に、川を渡るのに使用。 |