Index Top ネジまくラセン!

第10話 交わり


 ベッドに座ったオーキ。膝にラセンを乗せ、左手で狐耳を、右手で尻尾を弄っている。もこもことした毛と硬い芯の感触が腕に伝わってくる。
「あぅ、ああ……」
 ラセンの喉から擦れた声が漏れる。
 頬は赤く染まり、だらしなく口を開いてた。
 あれから十分ほどオーキはラセンの狐耳と尻尾をひたすら弄っていた。縁を撫で、優しくもみほぐし、時々引っ張る。それだけで、ラセンは見事に出来上がっていた。
「本当に耳と尻尾が弱いんだな」
 オーキは狐耳と尻尾から手を放した。
「うる、さい……!」
 身体を震わせながら、ラセンが睨み付けてくる。しかし、迫力はない。
 オーキは左手でラセンの背を支え、そっと右手で胸に触れた。
「んっ」
 ラセンが目を閉じる。
 小さな膨らみ。女性特有の乳房。昨日触ったが、それとは状況が違う。観察ではなく、男女の交わりとして女の胸に触る行為。
「柔らかいな」
 ラセンが自分の胸を撫でる。不敵に笑いながら。
「ふふ。ま、大きくはないが、好きなだけ触って構わないぞ」
「そうさせてもらうよ」
 オーキは上着のボタンを外し、ラセンから上着を脱がせた。スカートの帯を解き、スカートも脱がせる。黒いレオタードの下着。
「脱がすのか? 別に着たままでも、アタシは構わなかったが」
 両手を広げ、ラセンが挑発するように笑った。
「いい布だから汚したくない……」
 オーキの答えに、ラセンは思わず呆れた笑みを漏らす。
 黒いレオタード。首の後ろのホックを外し、尻尾の付け根の上の金具を外し、そのまま下に脱がせる。レオタードは畳んで上着とスカートの上に置いておく。
「どうだ……? アタシの身体は」
 オーキの膝の上で、ラセンは右手を腰に当て、不敵に笑った。白く滑らかな肌。緩やかな曲線で形作られた身体。控えめな乳房と、きれいな秘部。
「きれいだ」
 正直に答え、オーキはそっとラセンの胸に触れた。
「っ……」
 無理に平静を保っていたが、ラセンは疼きが収まったわけではない。
 オーキは手の平で優しくラセンの身体を撫でていく。肩から腕、胸からお腹、腰から足へと。軽くマッサージをするように緩急を付けて。
 左手でラセンの背中を支え、右手で小さな乳房を撫でる。
「ん」
 柔らかな感触を楽しむように手を動かしてから、親指と人差し指で乳首を摘み、こねるように転がしていく。小さなオモチャのように形を変える、小さな突起。
「ぁ、ぁ……」
 恍惚とした表情で顎を上げ、ラセンが擦れた声を漏らしていた。
 狐耳と尻尾がぴんと立っている。
 オーキはラセンを抱き寄せ、右手を足の付け根へと下ろした。人差し指で秘所を丁寧に撫でる。弾力のある肉と細く小さな縦筋。
「ん……っ。あっ、身体が痺れる…」
 ラセンがオーキに抱きつく。
 ラセンの秘部を撫でていた指を、オーキは目の前まで持ち上げた。微かに粘りけを帯びた透明な液体が、指に絡み付いている。
「濡れてるな。どういう仕組みだ?」
 舐めてみると味はない。
 オーキの疑問を余所に、ラセンは苦しげに息をしていた。顔は真っ赤に染まり、目の焦点も合っていない。全身が震え、口元から涎が一筋垂れていた。
 顔を上げ、オーキを睨む。
「おい。早くお前のものを寄越せ――!」
「分かった」
 オーキはズボンを下ろし、自分のものを取り出した。
「!」
 ラセンが黄色い眼を見開く。
 オーキのものを凝視しながら、自分の股間に手を当てる。
「これが、男のものか……? これが、アタシに入るのか……?」
「正直言うと、俺も理性の限界なんだ。行くぞ?」
 オーキはラセンを抱え上げ、いきり立つものの上に下ろした。そして、そのままラセンを下ろしていく。
「んんんっ! ああっ!」
 軽い抵抗と共に、オーキのものがラセンの小さな膣へと呑み込まれていった。思ったよりも抵抗はない。ラセンは人間のものを受け入れられるように作られている。クリムの言葉が脳裏に浮かび、消える。
「んっ!」
 オーキのものが全てラセンの中に呑み込まれた。柔らかく湿った肉の壁が、オーキのものを包み込んでいる。まるで本物の膣のように。
「本当に入った……」
 ラセンが自分のお腹を撫でている。
 オーキはラセンの小さなお尻を掴んだ。
「動かすぞ」
 そう言うよりも早く、ラセンの身体を上下に動かす。
「あっ! あんまり、乱暴にはするな……ふあっ!」
 甘い悲鳴を上げながら、ラセンがオーキの手を掴むが、動きは止まらない。柔らかな肉壁がオーキのものを上下に扱き、強烈な快感を作り出している。
 髪の毛や尻尾が跳ね、小さな乳房も上下に揺れている。
「あっ、ひっ……。少し、ふあっ、遠慮しろ……! 頭が、融ける……!」
 だらしなく崩れた表情で、抗議してくる。
 その言葉を無視して、オーキはラセンを動かしていた。
 男女の交わる淫らな水音。
「行くぞ……」
 腰の奥から吹き出す衝動。呼吸が止まり、胸の奥が焼けるように熱い。オーキのものがラセンの奥を突き、同時に堰を切ったように精液が解き放たれた。
「あああ……ッ!」
 擦れた悲鳴とともにラセンが身体を仰け反らせる。ぴんと立った狐耳と尻尾。オーキとほぼ同時に絶頂を迎えていた。数秒ほど弾けた快感を味わってから。
 ラセンの身体から力が抜けた。
「……これは、凄いな」
 小さな声でラセンが呟く。
「ああ、そうだな」
 笑いながら同意し、オーキはラセンの頭を撫でた。

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12/10/18