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第2章 !秋雲くんと夕雲さんが?


 前回のあらすじ

「えっと、何かネタを下さい。お願いします」
「……まぁ、それなんだが、先日夕雲に頼まれてな」
「おおお!」
「秋雲を男の子にしてやってくれ、と」
「はい?」

「本当に男になってるし……てか、まるっきり女装少年じゃなあないですか。まるっきり変態さんじゃないか。服装くらいはどうかしてほしかったな、もう」
「どうかしら、秋雲さん。男性の身体というものは。気に入っていただけました?」
「えっ」


「うーん。本当に男の子になってますね」
 夕雲はそっと秋雲の手を取った。右手と左手で、包み込むように秋雲の手を撫でる。その形や手触りを確認するように。
「えっと」
 手から腕へ、夕雲の手が伸びる。形を確かめるように。
 夕雲はベッドに上がった。膝を折り、秋雲の肩に腕を回す。そのまま右手をスカートの中へと差し入れた。それだけでは終わらない。ショーツの中へと手を滑り込ませる。
 あっという間の事で逃げることもできなかった。
「ひゃっ!」
 夕雲の細い手が、秋雲のものを優しく包む。さわさわと五指が動いた。
 呼吸が止まる秋雲。全身の熱が集中していくような感覚とともい、股間のもが熱く膨らんでいく。それは未知の感覚だった。夕雲の手は止まらない。
「ちょ……まっ……! ゆうぐ、もっ――!? あっ――来る……! んあああっ!」
 びくんっ!
 腰が跳ね、何かがほとばしった。まるでお漏らしでもしてしまったような感触。しかし、お漏らしではないことは、分かっている。
 脱力し、秋雲は小さく呟いた。
「あ……出た……」
「どうです? 秋雲さん、生まれて初めての射精は?」
「気持ちよかった……」
 夕雲の問いに正直に答える。秋雲も自分で自分を慰めた事はある。その時の快感とか、まるで違った。強烈な快感が股間を直撃する、そんな絶頂だった。
「正直な事はとっても良いことですよ」
 満足げに微笑む夕雲。
 ショーツに差し入れていた手を翻し、引っ張る。
「待てっ!」
 叫んだ時には、ショーツが秋雲の足から引き抜かれていた。白い粘液の染み込んだ水玉模様のショーツが床に落ちる。
 ごくり。
 と、秋雲の喉が鳴った。
 心臓の鼓動が早鐘のように体内に響いている。
「これが、秋雲の……」
 めくれ上がったスカートの向こうに、半起ちになった男のものがあった。絵や写真で見たものと、大きくは変わらない。しかし、それが自分の身体にあるのだ。
「それでは、もっと気持ちよくなりましょうか」
 夕雲の呟き。
 夕雲はするりと、秋雲の前に移動していた。開いた足の間に膝を置き、身体を屈める。秋雲の股間のものを両手で掴み、夕雲はゆっくりと己の口を開ける。
「そ、それって……ふあっ!」
 秋雲のものが夕雲の口に取り込まれた。
 暖かく濡れた肉の感触が、秋雲のものに襲いかかる。触手のように蠢く舌が、秋雲を優しく刺激していた。瞬く間に股間に熱が集まっていく。
 ちゅぷ、ちゅぱっ、ちゅぽっ。
「あっ……! あ、はっ……。ひっ……はひっ……」
 淫猥な水音に、秋雲は痙攣するように身体を震わせた。喉から掠れた声しか出てこない。口端から垂れてくる涎。腰が勝手に前後に動いてしまう。
「あっ……出、るっ――!」
 秋雲は仰け反った。
「あああっ!」
 腰が跳ね、夕雲の口の中へと精を解き放つ。脳を灼くような快感。
 夕雲が口を放し、ごくりと中身を飲み込んだ。
「男って凄い……」
 身体から力が抜け、秋雲は天井を仰ぐ。
「これで終わりではないですよ」
「へ?」
 見やると、夕雲が制服を脱ぎ始めていた。上着とスカートを脱ぎ、ワイシャツを脱いでいく。薄い紫色のブラジャーとショーツという格好へと。するりとブラジャーを脱ぎ捨てると、ふくよかなバストが露わになった。
「うえ……?」
「触ってみてて下さい」
 呆然とする秋雲の手を取り、夕雲はそれを自分の胸に触れさせた。
 手の平に感じる暖かさと丸み。ゆっくりと手を動かすと、動きに合わせて形を変えていく。秋雲は顔を赤く染めながら、呟いた。
「やわらかい……」
「うんっ。秋雲さん、気持ちいいです……」
 夕雲がくすぐったそうに眼を細める。
 秋雲は夕雲の胸を揉みながら、心臓が早鐘のように鳴るのを自覚していた。身体が男になってしまったせいか、異様なまでに身体が興奮している。
「ヤバイ……。おかしい……」
 しかし身体は止まらない。
 夕雲の胸に顔を近づけ、そのままむしゃぶりついた。胸の谷間に舌を這わせ、乳首を口に含み、開いた手で乳房全体を揉みしだく。
「ああっ! 秋雲さん、大胆……。あっ、んっ……」
 胸からお腹へと。
 鳩尾を舐め、へそに舌を差し込み、さらに下へ。秋雲は夕雲の身体を貪っていく。思考の冷静な部分が止まれと命じているが、身体はそれを無視していた。
 灼けるほどに、股間のものが大きくいきり立っている。
 秋雲は薄紫色のショーツを見つめ、口を開いた。
「夕雲……いいか?」
「構いませんよ。秋雲さんのしたいようにどうぞ」
 夕雲はあっさりと答える。
 秋雲はショーツに手を掛け、ストッキングごと引っ張った。抵抗も無く、夕雲の腰を包んでいた布が無くなる。そして露わになる夕雲の秘部。立ち上る雌の香り。
 脱がせたストッキングとショーツを横に放り捨てる秋雲。
「……」
 声も出ない。
 秋雲は無言で夕雲の膣口へと指を触れさせた。
「あんっ……!」
 甘い声に、息を飲み込む秋雲。しっとりと濡れた肉の隙間へと、人差し指を差し込んでいく。抵抗もなく指が夕雲の体内へと飲み込まれいった。
 開いた手でそっと、夕雲の淫核に触れる。そのまま両手をゆっくりと動かし始めた。
「そうっ! そこです……! あっ、気持ちいい……! 秋雲さん……んっ。ふふ、これ凄い……。もう少し正直にやっても……んあっ! あっ!」
「ごめん!」
 秋雲は指を引き抜き、夕雲の秘部に口を押しつける。衝動の赴くままに、夕雲の秘部に唇と舌を走らせた。淫核を舐め、甘噛みし、膣口へと舌を這わせ、その奥へと舌を差し込んでいく。
「あっ! あっ、秋雲さん! 待って、ちょ……ああっ! んっ! 落ち着いて、下さい。あっ、ダメ……あっ――! イっ……くっ――ンっ、んんぁっ!」
 びくん!
 と夕雲の身体が跳ねた。
 秋雲は思わず夕雲から口を離す。
「だ、大丈夫か?」
「大丈夫ですよ。ちょっとびっくりしましたけど」
 少し気恥ずかしそうに笑う夕雲。
 身体を起こし右手を伸ばす。秋雲の股間へと。そこで滾っているものへと。
「ひゃん!?」
 脊髄を走り抜けた電撃に、秋雲は悲鳴を上げた。
 ゆっくりと秋雲のものを撫でながら、夕雲は妖しく微笑んだ。
「秋雲さん、次はこちらです。女の子の膣がどうなっているか、教えてあげます」
 そう言って、両足を左右に開いてみせる。
 言葉もなく、秋雲は夕雲の秘部へと自分のものを近づけた。恐怖のせいか興奮のせいか、身体が震えている。右手を自分のものへ添え、先端を夕雲の膣口へと触れさせる。
「そのまま、来て下さい」
 言われるままに秋雲は腰を進めた。
「あっ、んああああっ!」
 ぬるりと柔らかな肉を引き裂く感触に、思わず悲鳴を上げる。それだけで失神してしまいそうな快感。燃えるような灼熱が、股間から全身へと波紋のように広がっている。
 本能のままに秋雲は腰を前後に動かした。
「あっ、ああっ……! 夕雲っ、これ凄い……! あっ、んっ! ああっ! はあっ!」
「秋雲さん……んんっ。凄い……! これが男のもの……んっ!」
 淫猥な水音を立てながら、秋雲のものが夕雲を刺激していく。涎を垂らし、秋雲は我を忘れて夕雲を貪っていた。腰の奥からわき上がる衝撃。
「あっ、出る……! 出ちゃう……!」
「出して下さい……! 私の中に」
 びくんっ!
「あああああっ!」
 悲鳴とともに秋雲は夕雲の中に精を解き放った。身体を仰け反らせ、何度も腰を痙攣しながら、女では本来感じない射精の快感を甘受する。
「いっぱい出ましたね」
 満足げに呟く夕雲。
 秋雲は夕雲の中から己のものを引き抜いた。粘液にまみれ、今だ勢いは衰えていない。
「次は後ろから、してみます?」
 夕雲は身体の向きを変えた。仰向けの態勢から四つん這いの態勢に。上体を伏せ、腰を持ち上げ、ゆっくりと誘うように左右に動かす。
 秋雲はごくりと唾を飲み込んだ。
「うん……」
 頷いてから腰を上げ、再び夕雲の中へと己のものを差し込んだ。そのまま腰を動かし、夕雲の奥を何度も突く。獣の交尾のように。
「ああっ! 秋雲さんっ! あっ、凄い……! あんっ、んんんっ!」
 秋雲は夕雲の身体を抱きかかえ、両手を胸に回した。
「ひゃっ、あっ、胸も――! あっ、待って……! 秋雲さんっ!? あっ、んんっ! これは――んんっ、ちょっと……予想外ですよ……! あっ、ああっ!」
 両手で胸を揉み、乳首を摘まみながら、秋雲は夕雲の中を激しく蹂躙する。夕雲の身体が何度も細かく引きつり、小さな甘い悲鳴が何度も漏れていた。
「あっ! もう、だめ……ダメッ――! ンッ、ああああああっ!」
「あっ、んん……うっ、ンンンンン!」
 夕雲が絶頂を迎え、秋雲も同時に夕雲の中へと精を時放っていた。まるで生命力そのものを吸い取られるような感覚。脳が灼けるような絶頂感。
「あ……。疲れた……」
 秋雲は夕雲から自分のものを抜き、そのまま後ろに尻餅をついた。
 あれほど滾っていたものは、とりあえず勢いを失っている。立て続けに四度も精を放てば、さすがに弾切れになるだろう。
「あらあら」
 夕雲が身体を起こし、振り返ってくる。
「えっ?」
 秋雲は眼を点にした。
 夕雲の股間から、秋雲のものより大きな男のものがそびえ立っていた。さきほどまでは無かった。しかし、今はある。どういう原理なのかはわからないが。
「次は私の番ですね?」
 夕雲は楽しそうにそう言ってきた。

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18/12/2