Index Top つくもつき on 大井

第5章 !ありえないもの


 前回のあらすじ

「わたし、北上さんになってる……!?」
「名付けて、不動入れ替わりの術」

「大井っちは、あたしの身体に興味ない?」
「………」
「わたしは北上さんが、どんな可愛い声を出すのか、とっても気になるの。きっと可愛い声に決まってるわ。というわけで、諦めて下さいね」
「うぅ……」
「そして、これはおまけ」
「なっ! 提督、北上さんの身体に何したんですか!」
「男のものを生やしてみました」


 ツクモを見つめ、大井が声を上げる。
「えっ! ちょっと!? ええ! 北上さんの身体に何してるんですか!」
「何事も経験だよ」
 ツクモはそう言いながら、大井の股間を撫でた。スパッツの生地を押し上げる、男の形。艦娘を構成する要素に干渉し、陰核を擬似的な男性器に変化させたのである。
「んっ。これ、元に、戻るんですよね……?」
「戻るけどね、このままでもいいんじゃないかなー?」
「よくないで……んあっ!」
 言いかけた大井の声が、止まる。
 ツクモが左手で大井の乳首を摘まんでいた。小さな突起を親指と人差し指で押し潰し、転がし、軽く引っ張り、刺激を与えていく。そのたびに、大井の身体が跳ねていた。
「あっ、んん……ん……」
 股間のものが徐々に大きくなっていく。
 ツクモは大井の胸に口を近づけ、その乳首を口に含んだ。
「ああっ! 提督っ、それっ! あっ、はっ、んんっ……。ひぅ……」
 快感に耐えるように身を捩る大井。
 ツクモは空いた左手を自分の胸に触れさせた。衣服の上からでも分かる大きなバスト。手の平全体で包むように揉み解していく。じりじりと焼けるような感覚が心地よい。
 視線を移すと、股間のものはすっかり大きくなってた。
 ツクモは三つ編みを摘まんで、その先端で大井の胸を撫でながら、
「大井っち、気持ちいい?」
「はっ、はひぃ……」
 大井が芯の抜けた声を返す。
「これからもっと気持ちよくなるよ」
 にっこりと語りかけてから、ツクモは大井の足下へと移動した。
 力の抜けた下半身。黒いスパッツの生地を押し上げているもの。無抵抗な両足を左右に広げ、両手で優しく刺激する。
「あっ、ぁぅ」
 小さく身体を跳ねさせる大井。
 スパッツの裾を掴み、そのままショーツごと太股まで下ろす。
「おお」
 股間から生えた男のものに、ツクモは思わず声を漏らした。そんなに大きくはない。だが、本来無いものがあるというのは奇妙であり、酷く背徳的である。
 大井も顔を上げ、顔を真っ赤にしながら自分のものを凝視していた。
 にまりとツクモは笑いかける。
「それじゃ、大井っち、覚悟してね。多分、凄く気持ちいいから」
「何す……ふあっ!」
 大井が悲鳴を上げる。
 そそり立ったものを、ツクモは口に含んでいた。身体の衝動に突き動かされるまま。唇と舌を優しく絡ませながら、時折甘噛みを加え、刺激していく。
「ああっ! 腰がっ……あああっ! ていと……くっ、これ……! あひっ! 何コレ! はひっ、はっ、んん……何か来るっ! んああっ! 熱いッ!」
 身体を痙攣させながら悶える大井。
 大井のものを口で扱きながら、ツクモは右手で自分の秘部を指でなぞる。ショーツ越しにも、濡れているのがはっきりと分かった。
「ひっ、あああああっ!」
 びくんと、大井のものが脈打つ。ツクモの咥内に白い液体が吐き出された。舌に絡みつく、奇妙な味と粘り。それを全てを飲み込み、口端を持ち上げ、大井を見やる。
「どうだった、初めての射精? 女の子にはちょーっと刺激強すぎたかな?」
「あっ、ひっ……」
 何も無い虚空を見つめ、大井は気の抜けた返事をした。
「でも、あたしはまだ満足してないんだよねー」
 ツクモはショーツを横にずらし、直接指先を秘部に触れる。焼けたように熱を帯びた肉と、しっとりと溢れた密。人差し指をゆっくりと膣へと差し込んでいく。
「んんっ!」
 背筋を駆け上がる痺れ。抵抗もなく指を受け入れる大井の身体。
 何度か指を上下させ引き抜くと、指には透明な液体が絡みついていた。
「さって、ここからが本番だよ?」
 濡れた指先を、大井の――北上の秘部へと触れさせる。
「提督……っ! 何する、気ですかっ!?」
「何って、最後までやってみたいと思ってね」
 大井に向かって片目を瞑り、ツクモは指を大井の膣へ差し入れた。さらに指を曲げ、天井のあたりを軽くひっかいてみせる。膣内の急所を。
「ひゃんっ!」
 衝撃を受けたように背筋を仰け反らせ、大井が軽く達した。同時に勢いの衰え掛けていたものが、再び最大仰角を取り戻す。
 ツクモは指を引き抜き、絡みついた液体を舐め取った。それだけで胸の奥が焼けるような感覚が走る。身体が求めているのだろう。腰を上げ、ショーツを脱ぎ捨てた。
 大井の腰をまたぐように両膝を突く。
「北上さん」
 ツクモは大井に話かける。今度は大井の口調を真似て。
「これから、わたしが北上さんの童貞をいただいちゃいます。女の子の中は凄く気持ちいいですよ。覚悟して下さいね」
「ま、待ちなさい……! 北上さんの、ど、童貞……って、それがわたしが。いえ、むしろ処女を頂きたい……って、今はわたしが北上さんだから……ああっ! なんか色々おかしいですよ!?」
 混乱している大井。
 ツクモは両足を広げ、大井の上に腰を移動させた。元気にそそり立つ男のものに優しく手を添え、ゆっくりと腰を落とししてく。
 くちゅり。
「あっ」
 大井のものが、ツクモの膣口に触れた。
 そのまま大井のものがツクモの中へと吸い込まれていく。
「ん……。あぁ……ぁ……」
 喉から自然と声が漏れた。肉をかき分ける、微かな痛みを伴った心地よさ。身体に異物が入ってくる奇妙な感覚に、心臓が激しく鳴っていた。
 そして、腰が降りる。
「うんっ……!」
 膣奥から脳髄まで突き抜けた衝撃に、ツクモは口を押さえ、思わず息を飲み込んだ。身体が痺れるような感覚に、全身が泡立つ。軽く達したらしい。
 一度息を吐き出し、ツクモは無理に笑ってみせる。
「どうかしら、北上さん? わたしの中、気持ちいいでしょう?」
「うぅ……」
 大井が頬を赤く染めていた。身体あちこちが小さく痙攣している。
「あぁ」
 ツクモは制服の前をはだけ、そっと下腹を撫でた。身体の奥に感じる、男のものの感触。大井の身体が悦んでいる、そんな気がする。喉の奥が焼けるように熱い。
「わたしの中に北上さんのものが入って――なんか、とっても満たされてる感じ」
 それから開いた手を白いブラジャーに手を差し入れ、大きな胸をゆっくりと揉みほぐす。それだけで快感が全身に満ちていった。腰を前後に動かしながら、下腹を撫でる。
「んんっ。お腹の中がびくびくしてるけど、北上さんも気持ちいい?」
「ん……」
 大井は答えない。ただ、きつく口を閉じている。
「ふふ、動きますよ」
 ツクモは両手を大井のお腹につき、腰を上下に動かし始めた。
 ぐちゅぐちゅと響く、卑猥な水音。
 大井のものが膣肉で上下に扱かれる。同時に、大井のものがツクモの体内を激しくえぐっていた。膣奥から全身に広がる電流のような強烈な衝撃。
「あっ、北上さん……これ凄い……! あはっ、んっ、気持ちいい……! あんっ!」
「ひぁ! あっ、ふああっ! てい督、待っ……あっ、これ、ダメ……あああっ!」 
 あまりの快感に、身を捩らせ悶える大井。歯を食い縛り、湧き上がる衝撃に耐えようとしている。しかし身体は正直に反応していた。だらしなく涎を垂らし、全身あちこちが引きつっている。
 ツクモは息を吸い込み、お腹に力を込めた。膣が大井のものを締め付ける。
「あっ、ひあああああっ!」
 身体を仰け反らせ、大井が達した。何度も大きく身体を震わせながら、ツクモの中へと大量の精液を吐き出す。大井のものが体奥で脈打っていた。
 しかし、ツクモは止まらない。腰の動きを再開しながら、
「これで終わりなんて言わせないわよ。もっと気持ちよくなりましょう? ね?」
 両手を伸ばし、大井の胸を包み込むように撫で始めた。手の平で包み込みでその形を変え、指先で乳首を掴み、転がし、押し潰す。
「ひゃあっ! ああっ、はっ……! 待って、提督っ! それ、本当にっ! んあっ、だめっ! 許してっ……ふあああっ! だめだめだめっ! おかひくなっ――!」
「ふふ。北上さん、かわいい」
「あっ、何言って――んんっ! んあああっ!」
 悶える大井の反応に満足しつつ、ツクモは右手を腰の後ろに回した。蜜の溢れる大井の秘部に指を差し入れ、膣内をくすぐる。
「何っ、これ……! あああっ、ダメ……! これ……また来るっ、ああっ出ちゃう!」
「いいですよ、北上さん。思いっきり出しちゃって下さい!」
 妖艶に微笑みながら、ツクモは大井の乳首を強く摘まみ上げた。同時に、膣内の急所を指先でひっかく。急所への同時攻撃に、大井は抵抗することすら出来ない。
「あっ、ああああああっ! ひあああああぁぁぁっ!」
 甘い叫び声とともに大井は仰け反った。何度も身体を痙攣させ、爆発する快感を受け止める。そしてツクモの中へと大量の精を吐き出した。
「うっ! んんっ……!」
 膣内で脈打ち、身体の奥に熱い精液が吐き出される。その感触に、ツクモは奇妙な満足感を覚えていた。じんわりと全身が熱くなり、ゆっくりと力が抜けていく。
 崩れるように、ツクモは大井の上へと倒れ込んだ。
「あぁ……」
 放心している大井。
 その頬をそっと撫で、ツクモは満足げに息を吐き出した。

Back Top Next

18/10/11