Index Top 第2話 シェシェノ・ナナイ・リリル |
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第4章 リリル襲われる |
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「Sexual Excitement……だと?」 怯えたように、リリルが呟く。 浩介は手錠をくるくる回しながら、笑いかけた。 「心配したけど、上手くいった。覚悟決めてくれ」 「い、嫌だ……。来るなヘンタイ!」 四つん這いになって逃げようとするリリルを、後ろから手を回して抱え上げる。体重は四十キロに届かない。術が効いているらしく、ぴくぴくと反応していた。 「やめろ……アタシに何かしたら、殺す。殺してやる!」 じたばたと手足を振り回すリリル。力が入らないせいで、浩介を振りほどくことはできない。封力法具のせいで魔法を使うこともできない。 「安心しろ。俺はお前みたいに乱暴じゃないから」 浩介はソファに腰を下ろし、リリルを膝の上に乗せた。両手を後ろに回して、手錠でつなぐ。お腹に左手を回し、しっかりと抱え込んだ。もう逃げられない。 それでも暴れるリリル。足を振りながら、尻尾で浩介の頬を叩き、 「放せ! アタシは、お前の奴隷なんかになりたく――ッん!」 浩介が右胸に触ったところで、動きを止める。 ほんのりと膨らんだ胸。絹のような手触りのきれいな淡褐色の肌に、薄い色の小さな乳首が映える。乳房と呼ぶほど発達はしておらず、揉めるほどのボリュームはない。だが、つるぺたでもない。手ですっぽりと包み込めるほどの、調度よい大きさ。 「ほぅ。これは……」 浩介はリリルの胸に五指を這わせた。年端もいかぬ子供を膝に乗せて、小さな胸を思う存分愛でる。相手が人間ならば犯罪だ。 さわさわと指を動かし、手触りと反応をじっくりと堪能する。 「……! ……っ!」 リリルは歯を食い縛り、声を噛み殺していた。 「無駄な抵抗だな。せいぜい頑張れよ」 「!」 自分が言った言葉を耳元で告げられ、リリルは怯えたように身を縮める。これから何をさせるのか、改めて思い知ったのだろう。 胸の手触りを堪能しながら、浩介は銀色の髪に顔を近づけた。 ハッカのような匂いがする。 「嗚呼。幸せだ……」 「っ! いつ、ま、で……アタシの胸を、っ! 触って、るんだ……よ!」 歯を食いしばったまま、リリル。 逃げようともがいているが、お腹に回された左手でそれもままならない。 浩介は右手を緩やかに動かし、胸の膨らみを撫で回している。刺激といえば、時々手の平全体でそっと胸を包むだけ。 「っん! ち、くしょ……う!」 無力な自分に、悪態をつく。悪態をついても、どうにもならない。 浩介は人差し指で乳首の周りを撫でながら、 「知らんのか? 小さなおっぱいはこうやって愛でるもんだぞ。常識だぜ?」 「ど、この……ジョーシキだ……!」 指から逃れようと、背中を丸めるリリル。目元に涙が浮かぶ。 浩介は、無防備になった首筋を舐めた。 「ひぃ!」 背筋がぴんと伸びる。 「では、お望み通り。もうちょっとだけ強い刺激をどうぞ」 浩介はリリルの乳首を、そっと摘んだ。淡い色の、小さな突起。優しく指で挟み、転がしたり押しつぶしたり弾いたりと、緩い刺激を与えていく。 「ん……。くっ、くそっ! これ、じゃ、拷問……だ!」 リリルが苦しげに呻いた。 苦痛とは、痛みや苦しみではない。快感だ。しかも、意識を飛ばすほどの強いものではなく、弱い刺激で延々と攻められること。今の状態は、まさしく拷問である。 「乱暴は嫌いなんだよ」 浩介はリリルの耳を口に含んだ。 「う……!」 リリルの喉から、声がこぼれる。 浩介は細長い尖り耳に歯を当てた。甘噛みにも届かない力で咥える。汗のせいか、微かに塩味を感じた。耳に歯を触れさせながら、味わうように舌を動かす。 「っ、ん……うぅ、くっ! くそっ、こらえが、きかな……い……っぅぅぁ」 リリルはきつく目を閉じ、細い喘ぎ声を出していた。 耳を攻めながら、左右の乳首を交互に攻める。さきほどリリルにやられたことをやりかえしているだけだ。ごく弱く、手加減をして。 「っぅぅ、ぁぁっ……んん。やめ、ろ! たの、む」 浩介は手を止めた。耳から口を離す。 リリルの身体から力が抜けた。 「正直になれよ。我慢は身体に毒だぞ」 「! ………!」 肩で息をしながら、怯えたように振り返ってくる。 浩介は頭をかきながら、尻尾を動かし、 「次は尻尾だな、尻尾。その前にイかされたけど、それは抜きな」 「!」 尻尾を掴まれ、リリルが肩を跳ねさせる。 長さは八十センチ、直径一センチほどの黒い尻尾。鞭のような見た目で、先端は三角形の槍のようになっていた。手触りは滑らかで革に似ている。 浩介は尻尾を右手で上下に扱いた。 「……っ! やめ、て……! んん!」 身体を前に折り曲げ、耐えるリリル。腰が小刻みに痙攣している。 くねくねと元気に動く尻尾を、浩介は器用に口で捕まえた。それで、ぴたりと全身の動きが止まる。逃げないように、やや強めに噛み込んだ。革紐のような歯応え。 噛む力に強弱をつけ、舌で舐める。 「たのむ、んんん……! やめろ……っやめ、てくれ……!」 身体を丸めて、リリルは声を押し殺した。 浩介はリリルのお腹を抱えていた左手を動かし始める。さきほど胸を撫でたときのように、さわさわと下腹の辺りを撫で回した。 柔らかい子供特有のお腹を堪能する。 「うんん! だめ、いや……だ! んんん、ああああ! やめ、て……!」 浩介は尻尾から手を離した。 右手で尻尾の根元を握り直し、根元から先端まですっと手を動かす。尻尾全体を刺激され、リリルはなすすべなく反応していた。それを何度も繰り返す。 「っぅ、うう! っぁ、あぁ……!」 声を噛み殺し、リリルは必死に耐えていた。小動物のように身体を小さく丸め、涙を流し、この責め苦が終わるのをひたすら待つ。両腕を拘束されているため、自分の身体を抱きかかえることもできない。 浩介は呟いた。 「どうだ? 気持ちいいだろ?」 右手で尻尾を優しく扱き、左手でお腹を撫でる。しかし、それは手を這わせ、指で撫でているだけ。意識を止める強烈な刺激はない。 「んんん! たのむっ、っ、やめて……くれ! あやまる、から……!」 首を振りながら、懇願してくる。 浩介はリリルの耳元に、優しく囁きかけた。 「なぁ。男なのに女に処女を奪われるのは、男として相当な屈辱だと思わないか? しかも、あそこまで乱れてな。屈辱はきっちりと返さにゃならんよね?」 「……!」 リリルが目を見開く。 浩介は右手を尻尾から放した。左手もお腹から放す。 責め苦から開放され、気が抜けてしまったのだろう。リリルの身体から力が抜けた。当然のことだが、開放したわけではない。 浩介はリリルの首筋に指を当て、ゆっくりと指を下ろす。 「ふあああぁぁぁ………!」 遠慮なく甘い声を上げ、リリルは背筋を反らせた。慌てて口を閉じる。だが、声を出してしまった事実は否定することもできない。 浩介はその頭を撫でながら、笑顔で声をかけた。 「可愛い声だったぞー」 「!」 羞恥心に身体を震わせ、リリルは否定するように首を振る。 (なんか、嗜虐心が疼くなー) 苦笑しつつ、浩介は左腕を上げた。前腕でリリルの胸と肩を固定し、手の平で顎の辺りを押さえる。ついでに、親指を口の中に引っ掛けた。これで、完成。逃げることはおろか、身体を丸めることもできない。 同時に、浩介は右手を下腹に触れさせる。今まで撫でていた箇所よりさらに下。 「そろそろ、メインディッシュといきますかな」 「……うぁぁ! いや……だ、いやだ……! 放せ! 放して、くれ……。たの、む! 何でも、するから! たす、けて……たすけ、てくれ!」 「実は、お前がかけた発情の魔法、まだ完全に解けてないんだ」 一言告げて、手を下に動かした。 リリルは両足を閉じて、手を阻む。無駄な抵抗だ。 「う、うそだ……! そんな、はず、なっ、……ぁぁぁッ」 人差し指を足の間に差し込まれ、甘い声を上げる。 肩を動かしてみても、無駄な抵抗。 未成熟の秘所を人差し指でつつく。ぷにっとした柔らかい手触り。割れ目と呼べるほどもない、スリット。無論、産毛すら生えていないつるつるの肌だ。溢れた蜜で、お漏らししたかのように濡れている。浩介のズボンも濡れていた。 「身体は子供なのに感度はいいんだな」 「んんん……! ああっ、くっ、ううぅ」 リリルは何も言い返せない。 指を動かして、浩介はそこをいじる。 腰が抜けて力が入らない両足。その隙間に手を突き入れ、指先でそっと刺激した。ぷにぷにと恥丘を押したり、スリットを撫でたり、膣口をつついたり。 「ああぁっ……! いや、だぁっ! いやだ……! せつな、っっ、いよぉ……せつ、ないの……はいやだぁっっ! たす、けて……おねが、い。たすけ、て……!」 銀色の両眉を寄せて、目を閉じ、首を左右に動かす。 浩介の親指を、きつく噛み締めていた。噛み付くといっても、顎に力が入らないため、痛みはない。むしろ、適度な刺激で気持ちいい。 「分かったよ」 浩介はリリルの身体を抱え上げ、リビングテーブルに仰向けに寝かせた。 両手で足首を掴み、両足を左右に広げる。これで隠すものはなにもない。ぐしょりと濡れたスリットにお尻の穴まで、余すことなく眺めることができた。 「ほぅ。子供ってこうなってるのか」 ぴこぴことキツネ耳を動かし、感心する。 ネットで見た裏画像とさほど変わらないだろう。ただ、裏画像のようなエグさは感じられない。一言で表すならば、きれいだ。 リリルは目を瞑って、顔を背けている。身体は羞恥心に震えていた。 (なんというか……ホント、イジめたくなるよな) 浩介はスリットの前まで顔を持って行き、舌先で軽く舐めた。 「ひっ!」 ぴくんと腰が跳ねる。 甘い苦いといった味はない。ただ、変な味だ。不味くも美味しくもない。ついでに言うと、匂いもない。人間とは身体の仕組みが違うのだろう。 浩介はスリットに顔を近づけ、優しく舌を動かした。 ぴちゃぴちゃぴちゃ…… 「っんんん! っ、ん、んっああっ、んああぁっ、ぁああ、やめ、っんぅぅぅ」 舌の動きに応じ、可愛い悲鳴とともにリリルの腰が何度も跳ねる。今までとは違った反応だ。尻尾が浩介の首に巻きついてくるが、絞めつけるほどの力はない。涙を流しながら、いやいやするように首を動かしている。 淡褐色の頬が、目に見えるほど赤く染まっていた。 「ここが、クリトリス、だったよな?」 「ま、て……まって……」 必死に声を出すリリルに微笑み返してから、浩介はスリットの上にある、小さな突起を舌先でつついた。包皮にくるまれた、ピンク色の肉芽。 「んんんん!」 びくりとリリルの腰が跳ね、浩介の首に巻きついた尻尾が締まってくる。今までよりも、強い反応。だが、イけるほどの快感ではない。 「うぁぁぁ……」 リリルの口から、涎が流れていた。 浩介は舌先で、そっとクリトリスを刺激する。 「っっ、んあぁぁ、っああっ……ゆ、るし、うあぁっ! ゆるし、てく、れ……。もう、イヤだぁぁぁ……イかせ、てくれぇぇ……」 泣きながら、懇願してくるリリル。延々と微弱な刺激で責められ、金色の瞳にはほとんど正気の色が残っていない。やりすぎたらしい。 浩介は口を離して、立ち上がった。 涙と涎を垂れ流し、凍えた仔犬のように震えるリリルを眺める。 「そろそろいいかな?」 深呼吸をしながら、身体の中から魔力を絞り出し、左腕の腕輪に通した。その魔力を股間に集める。両手を動かしながら、五つの印を結び。 「うまくいくかな……Erection the Rod」 むくりと、股間に手応えがあった。 男の時と同じ、勃起の感触。 「おぉ」 キツネ耳と尻尾がぴんと立つ。 ズボンとトランクスを脱ぎ捨てると、起立する男のモノがあった。リリルが作ったものほど大きくはない。大きすぎても挿いらないから、この程度が適当だろう。 撫でてみると、男と同じ手応えがある。 「……まずい。我慢が効かない」 浩介は親指を噛んだ。女の身体だったからだろう。今までは、いくら興奮しても暴走するようなことはなかった。しかし、男の身体の一部ができると、ソレを膣に挿れたいという衝動が生まれた。制御できそうにもない。 「リリル。お前の処女は、俺が貰うぞ」 言いながら、肉棒に手を添えて、リリルの膣口に先端を当てる。胸の奥が焼けるように熱い。久しぶりの男の快感。女の身体になってからは初めてのものだ。 先端が、膣に入った。 光の消えていたリリルの瞳に、正気の色が戻る。 「って……ちょっと待て、待て! お前、何やってるんだ! 待て! やめろ、やめてくれ……! アタシはお前の遣い魔なんかになりたくない! 嫌だ、嫌だ、嫌だ! 土下座でも、靴舐めでも、何でもするから! それだけは、やめてくれ!」 顔を引きつらせて身体を動かすが、両足を押さえられているため逃げられない。手錠が邪魔して手も動かせない。プラスチックとはいえ千切るのは無理だ。 浩介はにっこりと笑って、 「大丈夫だ。ちょっと痛いだけだから」 「そういうことじゃねえ!」 必死の形相で言い返してくるリリル。 浩介は深く息を吸うと、一気に腰を押し込んだ。 「! うああああああああ!」 リリルが悲鳴を上げる。 肉棒に伝わってくる、肉を裂くような感触。浩介は、肺に溜めていた空気を吐き出した。生まれて初めての女の膣を堪能する。 「きつくて、熱い……」 「あああッ! イタいイタいイタいィィィ!」 痛みに顔を強張らせ、リリルが声を上げた。未成熟な秘所からは破瓜の血が流れている。処女膜が破れたようだった。涙を流しながら、声を上げる。 「抜け! 今すぐ、抜け! 早く抜け!」 「あー、すまん。止められない」 言いながら、浩介は腰を前後に動かした。膣とナニが擦れあい、電撃が脳を直撃する。慣れ親しんだ、男の快感。口と喉がからからに渇くような強烈な快感。 しかし、リリルは泣きながら悲鳴を上げる。 「やめろ! 今なら、間に合う! 抜け、今すぐ抜け! アタシはお前の奴隷なんかになりたくない! 嫌だ! やめてくれ、お願いだ!」 「大丈夫だ」 抽挿を続けながら、浩介は告げた。 「俺はお前を、奴隷みたいに、扱ったりしないよ。ちゃんと、面倒見るって」 「そういう問題じゃないぃぃ!」 「リリルも、さっきからじらされて、辛かっただろ?」 小さく勃ったクリトリスに指を添える。女の性感の核。 リリルの顔が引きつった。 「やめろ待て! やめ――」 浩介はクリトリスをきゅっと摘む。 「―――! んああ、ああああああ! ッああああああ!」 断末魔のような絶叫とともに、リリルの身体が仰け反った。顎が外れるかと思うほどに口を開き、舌を突き出す。今まで耐えた分の快感が一気に爆発したのだろう。全身の筋肉が硬直し、膣内に強烈な締め付けを与えた。 「くッ……」 同じく股間から脳に達する衝撃。浩介は思い切り射精していた。 全身が痙攣し、精液を吐き出していく。男としても、一週間ぶりの射精だった。だが、初めての精通のような、淡い痛みを伴った快感が駆け抜ける。この身体になっては、まさしく初めての行為だった。 数秒かけて、たっぷりと精を放ってから、浩介は息をついた。 意識を失ったリリルから、肉棒を抜く。 まだ元気に勃起しているソレを眺めてから、リリルの秘所を見た。 白い精液と赤い血が、垂れている。 「これで、契約完了ってわけか」 |