Index Top ネジまくラセン! |
|
第35話 ラセンの交わり |
|
ベッドに敷かれた大きなバスタオル。 ラセンはタオルの上に突っ伏していた。膝を突き、お尻を持ち上げた姿勢で。キツネ色の尻尾をぴんと立ててる。後ろで腕を縛られているため手を突くこともできず、お尻を左右に動かすことしかできない。 「くぅ、うぅ――あっ、ん……!」 オーキは床に膝を突き、指先でラセンの秘部を弄っていた。柔らかく濡れた肉の割れ目に指を這わせ、小さな肉芽を撫でる。太股まで垂れている透明な液体。 左手はしっかりと尻尾を握りしめている。 「はっ……ぁぁ……!」 悩ましげな声を上げながら、オーキの手を甘受するのみのラセン。まともに動くこともできないため、当然の結果だった。 「頑張るな。素直にお願いしますって言えば楽になれるのに。もうぐちゃぐちゃだし」 「やかましぃっ!」 擦れながらも元気に言い返してくる。 オーキは尻尾を握っていた左手を動かした。ゆっくりと上下に、尻尾を扱くように。優しく丁寧に。手の平を撫でる被毛が心地よい。 「ぅぁぁ、ぁっ……あぅ……」 歯の根が合わない声を漏らす。 「それそろ折れてくれないとこっちも辛いんだけどな」 「くく――」 ラセンが笑った。荒い呼吸を繰り返しながらも、何故か勝ち誇ったように。 「別に……んっ、お前が犯したいなら、す、好きにすればいい……!」 つぷ。 「ン!」 オーキの指がラセンの膣に差し込まれた。暖かく溶けた肉が絡みついてくる。体内に侵入した異物に、ラセンはか細い息を漏らすだけだった。 そのままゆっくりと指を動かす。小さな膣の中を前後に。 「ひっ! うぅ、んん……! だめ、やっ、あっ、くぅ……。やめ、やめぇ……」 舌を突き出し、声をならない悲鳴を上げている。ラセンの大きさからするに、指くらいのほうが丁度いいだろう。しかし、構造のせいか指では物足りないようだった。 指先を奥まで差し込み、膣口を軽く押す。 「あっ、はひっ! うぁ……!」 身を捩り、尻尾をぴんと伸ばした。 オーキは小声で訊く。 「このままどっちが先に折れるか試してみるか?」 「や、やめてくれ……! はっ、あぅ。お願い、しま、す……」 悔しげに歯を食いしばりながらも泣きそうな声で言ってくる。 「あっさり折れたな」 「うぅ」 オーキの呟きにラセンは悔しげに歯を噛み締めていた。狐耳と尻尾が垂れている。もう少し粘ると予想したのだが、あえなく屈した。今まで散々焦らされたので仕方ないことかもしれない。 オーキはラセンから指を抜き、指に付いていた液体を嘗め取った。 それから腰を上げ、ズボンを開ける。既に準備は万端だった。 「行くぞ」 ラセンの腰を両手で押さえ、膣口に自分のものをあてがえる。 「っ!」 ラセンの身体が固まった。 ゆっくりとオーキは腰を前に押し込んんでいく。人形のような身体で、膣も相応な大きさ。それでも人間のものを十分に受け入れられる柔軟性を持っている。 「んんっ――ああっ! は、入って……! ああっ、くる……っ! あぁぁぁ!」 甘い悲鳴を漏らしながら、ラセンが興奮に身を竦ませている。ぱたぱたと興奮する犬のように尻尾を振りながら。身体の中が満たされる感覚を貪っていた。 濡れた肉をかき分け、オーキのものがラセンの奥を突く。 「ふぁっ!」 途端、ラセンの肩が跳ねた。 ぴんと尻尾を伸ばし、ラセンの中がオーキを締め付ける。 「っ――ぁぁ、ぁっ……!」 声にならない声を上げ、二、三度痙攣してから、ラセンが力が抜けた。伸ばしていた尻尾も芯が抜けたように倒れる。身を震わせ口元から涎を垂らしているラセン。 ラセンの頭を撫でながら訊く。 「入れただけでイったか?」 「ぃ、いって――ない――。ひっ!」 オーキはラセンのお腹に両手を差し入れ、小さな身体を持ち上げた。金属が入っているため少し重いが、持ち上げるのに苦労はない。 そのまま、ゆっくりと腰を前後させる。 「ああっ!」 ラセンが顎を跳ねさせた。歯を噛み締め、身体を強張らせる。必死に達するのを我慢しているようだが、オーキは気にせずラセンの中を堪能していた。 「さすがだな。気を引き締めてないと、危うくこっちが果てそうだ――」 「う、れしくっ……はっ、ない! ぅ! うぅ――ああぁ……!」 オーキの感想に言い返してくる。 苦笑しながら、オーキは右手を動かした。手の平がラセンの胸に触れる。大きくはない。だが小さくもない、控えめで形の良い乳房である。指で押すと柔らかく形を変えた。人差し指と中指で起った乳首を摘みながら、腰を動かす。 「ひっ! はっ! やめっ、胸、だめ……あぁ……!」 両手で抱えられたままラセンが悶える。 オーキは腰を押し込んだ。ぬるりとした肉をかき分け、ラセンの奥を突く。暖かくやわらかな肉の感触、身体の奥を打たれ、ラセンが顔を真っ赤にして悶えている。 「あっ……ふぁ……、あっはっ――ひっ」 オーキの丁寧な前後運動と、丁寧な愛撫がラセンの欲情を押し上げていく。膣内をえぐるオーキのもの。胸やお腹を無遠慮に撫でる手、拘束された両腕、塞がれた両目。 それら全てが情欲を加速させていく。 「ん! ひっ、んんん……!」 狐耳と尻尾をぴんと立てるラセン。全身を撫でられ、膣をえぐられ、もはや無抵抗に絶頂へと落ちていくだけだっった。 が、唐突に。 オーキはラセンから自分のものを引き抜いた。 「ん。あぁ……」 身体を満たしていたものが急に消え、ラセンの熱も冷めていく。絶頂へ突き抜ける直前に、寸止めを食らったのだ。あまり気持ちのいい物ではない。 憔悴しきった声音で、ラセンが訊いてくる。 「き、気が済んだか……小僧?」 「いや、全然だな」 オーキはあっさりと応え、ラセンを抱え上げた。 そして、身体の前後を入れ替え、ベッドに座る。 「んあっ!」 ラセンの甘い悲鳴。 未だに勢いの衰えぬオーキのものが、ラセンの膣口に触れていた。それが何を意味をするのか。分からないわけもないだろう。だが、それでも訊いてくる。 「つ、次は何をする気だ……?」 「こうして――」 オーキのものがラセンの膣口を開いた。 「おはっ!」 抱えていたラセンの身体を下ろしていく。ラセンが下りるに従い、オーキのものが再びラセンの膣内へと潜り混んでいった。ラセンに抵抗するすべはない。つぷつぷと肉をかき分ける感触が、喉の奥に響いていた。 「くぅぅぅ……! あっ、あひっ! ふっ! ぅぅぅ――」 膣奥を突かれ、背中を丸めるラセン。 「またイったな」 苦笑しつつ、オーキはラセンの後ろ頭に手を回した。 「な、なにする気だ……!」 警戒するラセンには構わず、頭に巻き付けていたリボンを解く。外れにくい結び方だが、こつが分かって居れば簡単に外せる。 はらりと、リボンがほどけて落ちた。 「むぅ」 ラセンは一度目を閉じ、開く。 「ぅぅ……」 オーキの姿を見て、悔しげに唇を噛み締めていた。赤い瞳は潤み、頬は桜色に染まっていた。呼吸も荒く、視線は微かに泳いでいる。微かに動いている三角形の狐耳。逃げ出すこともできず、かといって目を閉じることもできないようだった。 オーキはラセンの頭を撫でながら、笑いかける。 「思った以上に卑猥な顔してるな」 「やめっ、み、見るな――バカッ! んっ、ぁぁっ!」 身を捩るがまともに動けず、膣に入ったものの刺激で身悶えてしまう。 カチリ。 背中のネジが鳴った。 下半身はオーキとつながり、両腕は変わらず後ろで拘束されている。身体と顔は動かせるが、それはかえって嗜虐心を煽るだけだった。 左手でラセンのお尻を撫でつつ、オーキは右手をラセンの身体に這わせた。 「それに、うしてじっくり見ると、実にイヤらしい身体付きだよな。滑らかで柔らかくて、すごい造型美だ。フリアル先生か、凄い人だったんだろうな」 胸の曲線。お腹の曲線。骨格から筋肉まで、きれいに作られている。魔術の才能も凄いが、同時に造型師としての腕も一流だ。 無遠慮に撫でられ、身体を捩るラセン。 「ひっ! ああ……貴様っ、どこを――!」 「見て分かるだろ?」 きゅっ。 と、オーキは両手でラセンの小さな乳首を摘んだ。 「ひっ!」 狐耳と尻尾を立て、身体を硬直させる。既にできあがってしまった身体。もはや全身が弱点だが、それでも触られたくない部分はあるようだった。 「やっぱりここが気持ちいいんだな?」 しかし、オーキは気にせず手を動かした。 ラセンの胸へと。 「ひぁ! やめっ、乳首――やめっ、ひぁぁぁっ!」 両手で小さな乳首を転がし、潰し、引っ張る。大きく手を広げて乳房全体を包み込むように揉みながら、指の間で乳首を摘み刺激を与えた。 「アタシの胸がっ! やめ、やめ……はひっ! ああっ、あっ、頭がおがじぐなる――!」 親指と人差し指で両乳首を弄られ、ラセンは悲鳴じみた嬌声を上げている。 「大袈裟なんだよ、お前は」 苦笑いをしながら、オーキは右手をラセンの腰に回した。 ぱたぱたと跳ねていた尻尾を無造作に掴む。 「ひっ!」 途端、ラセンの動きが止まった。 「尻尾柔らかいな」 毛並みを確かめるように両手で尻尾をこねる。尻尾は大きな弱点らしい。 丁寧に動く指の刺激が、尻尾から背骨、背骨から頭まで駆け上がる。既にできあがった身体に、尻尾からの刺激は十分に破壊力のあるものだった。 「いやっ! やめろ、はひっ……尻尾は、やめろ――! 身体が、芯が抜けっ。小僧ッ! はひっ……尻尾、やめろ……ふぁっ。やめ……て……ふぁあ」 小さく身体を反らし、軽く達してしまった。 オーキは手を引き戻し、ラセンの小さなお尻を両手で支える。両手で抱きかかえるように身体を支えながら、ゆっくりと上下に動かした。 濡れた音を立て、ラセンの中を刺激する。 「あっ、はっ……、ん……」 きつく閉じた口元から甘い呻きが漏れていた。耐えるように狐耳と尻尾を伏せているが意味はない。大きな刺激ではないが、できあがった身体には十分である。 腰から背骨をはい上がる痺れに、オーキは唾を飲み込む。 「ん、あっ……!」 抱えたラセンから伝わってくる震え。歯を食いしばり衝撃に耐えるように背中を丸めていた。それでも身体は緩やかに確実に絶頂へと上り詰めていく。 「行くぞ?」 「んっ」 オーキの呟きに、ラセンが狐耳を立てる。言葉は発さない。何かを感じ取ったかのように尻尾を伸ばし、膨れるように尻尾の毛を逆立てた。 そして、わき上がる衝動に任せて、オーキは再びラセンの中へと精を解き放った。 「ん……。あっ……。ぁ――」 ラセンの喉から漏れる吐息。 オーキの胸に顔を押し付け、声を飲み込んでいる。身体を小刻みに痙攣させながら、喉を震わせている。爆ぜるような絶頂ではなく、じっくりと満ちるような絶頂。ぴんと起っていた尻尾がゆっくりと落ちていく。 オーキは右手でラセンの頭を撫でた。細く滑らかな髪の毛と、三角形の狐耳の感触。小動物を撫でているような錯覚を覚える。 「………」 無言のままオーキの胸に顔を埋めていた。 繋がったままのラセンを見下ろし、ぼんやりとオーキは呟く。 「もう一度身体拭かないとな」 |
14/5/28 |