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風と砂Phantasia  設定資料集


 
登場人物
アイディ・ライト クラウ・ソラス
アルベル ムラサキ マオ
バルトス 頭目
ギゴ ハチべぇ
白龍仮面
作中に登場する術・技
アイディ・ライト クラウ・ソラス
アルベル ムラサキ
バルトス 頭目

作中に登場する用語など


〈 登場人物 〉

◇ アイディ・ライト 
性別 :女
職種 :書記士
年齢 :26歳
身長 :143cm
体重 :39kg

好きなもの :甘いもの
嫌いなもの :苦いもの、辛いもの

プロフィール :
クラウ・ソラスを担当する事になった書記士。
天空都市出身の天空人。

背が低く童顔で幼児体型。どう見ても子供にしか見えない容姿をしている。本人はそのことを非常に気にしており、子供と言われると怒る。
生真面目な者が多い天空人の中では、かなり感情がわかりやすく気さくな方。

天空都市の中央学院書記士課程を修了し、正式な書記士となる。身体は小さいが同期の中では実戦技術が秀でていた。その実力を買われ、守護機士クラウ・ソラスの担当となる。身体は小さいが意外と筋肉質。
ノートタブレットへの入力は速記式を好んで使う。

本人の能力は非常に高いのだが、周囲にいる者達が規格外であるため、高い能力を生かすことができていない。
自分がクラウの書記士に就いた事に、かなり不安を覚えている。、

使用する理術の元ネタはおおむねゼルダの伝説の道具類

使用する術・技


◇ クラウ・ソラス 
性別 :男
職種 :守護機士
年齢 :300歳以上
身長 :180cm
体重 :120kg

プロフィール :
自治都市クレセントを担当している守護機士。

人間と変わらぬ姿を持つ高性能戦闘用アンドロイド。また、ほぼ人間と同じ人格を持ち、普通に見るなら人間と変わらない。災害の怪物キマイラを破壊するために極めて高い戦闘能力を組み込まれている。

無数の有機マイクロマシンとナノマシンの集合体。体内の微小機械は生物の細胞のように働いている。人間なら即死するような損傷でも短時間で修復できる。エネルギーの補充は人間と同じように食事を行う。
体内に金属を含んでいるため、同じ体格の人間に比べて重い。

時折行方をくらますが、その目的と行き先は機密事項とされている。

使用する技・術

◇ アルベル
性別 :男
職種 :ブルーフィールドグループ専務理事兼クレセント市支局長
年齢 :49才
身長 :193cm
体重 :85kg

好きなもの :葉巻
嫌いなもの :怠惰
趣味 :鍛錬

プロフィール :
クレセント市の水を管理する組織の支局長。また周囲の水源管理局であるブルーフィールドグループの専務理事を務める。
両親と妻と、一人娘がいる。

人外と言って差し支えない身体能力を持ち、挨拶代わりにクラウを吹っ飛ばした。本人曰く、理術は使わない主義。その桁違いな身体能力も、理術による強化によるものではなく、素の身体能力に理力の単純強化を重ねたもの。
超音速の動きから生み出す衝撃波を操り、『衝撃の』という通称を持つ。
キマイラの一匹や二匹どうとでもなると言い切り、実際にその言葉通り生身でキマイラを圧倒する規格外の戦闘能力を有する。

マイペースに物騒な事をよく口にするが、仕事はきちっとこなす真面目な人物。その一方で手の空いている職員に覆面を被せて趣味に付き合わせるなど、若干職権乱用のきらいがある。

喫煙家で葉巻を好んで吸う。短い時間で吸える小さいものと、時間のかかる大きいもの二種類をケースに入れて携帯している。

元ネタは衝撃のアルベルト+東方不敗マスターアジア

使用する技・術


◇ ムラサキ
本名 :ヴァイオレティアルスティーヴィアウィンディ・バァル=アンリミテッド
職種 :インダストリアルクラフト社監査役、クレセント市中央大学材料工学教授
性別 :女
年齢 :自称17歳(実年齢44歳)
身長 :175cm
体重 :57kg

特技 :穴掘り
好きなもの :珍しい鉱石、家族
嫌いな事 :おばさん扱い

プロフィール :
鉱石採掘会社の社長夫人。アンリミテッド一族の末裔。
市内で一番長い名前を持つ。父親が名前を付ける時に迷って、思いついた名前を全部混ぜたのが原因。皆からはムラサキさんと呼ばれている。

自称十七歳で、お嬢様のような格好を好んでしている。紫色の服をいつも着ている。実年齢を言われたり、おばさん扱いされたりすると怒る。また、そのまま暴れ出すこともある。
こう見えても二児の母。

表向きは材料工学の研究をしているが、裏ではキマイラのコアの研究を行っている。秘密裏の研究ではあるが、違法行為ではない。夫であるエドガーは一応ムラサキの研究について知っている。

スコップとツルハシで自在に地中を掘り抜くなど、人間離れした技を持つ。傘とスコップを使った格闘術を習得しており、その戦闘力はかなりのもの。召喚獣、一刀獣を作り出す、大型理術を必殺技としている。

以前に中央大学で暴れて研究施設を破壊し、その修理代などをあわせて九十億サークルの借金を作る。自身の持つ精製技術などを使って返済中。

元ネタは八雲紫ベースに色々と追加。


◇ マオ
職種 :ウォルス市タワー大学地質学教授
性別 :男
年齢 :45歳
身長 :166cm
体重 :50kg

好きな場所 :地中
趣味 :コケの栽培

プロフィール :
クレセント市に単身赴任をして地質の研究をしている科学者。
小柄な体格で、あまり顔色も良くない。尖った三角形のサングラスをかけ、吸血鬼のような格好をしている。

マイペースで楽観的な性格。危険な状況に陥っても、緊張感が薄い。ひとつの事に集中しすぎるきらいがある。

ムラサキの事を破壊神サマと呼び、崇拝している。
娘が一人いる。

元ネタ 勇者のくせになまいだの魔王


◇ バルトス
職種 :フォトルナ公社農林部門総括官
性別 :男
年齢 :50歳
身長 :187cm
体重 :88kg

趣味 :戦い
好きな事 :畑を耕すこと
嫌いな事 :野菜泥棒

プロフィール :
フォトルナ公社にて農林部門を総括している男。
自分の事は我が輩と呼ぶ。豪快な性格。筋骨隆々な体躯であり、いつも大きな斧を持ち歩いている。役職柄研究や管理の方が主だが、本人は畑を耕したり木の手入れをする方が好き。

クレセント市ではもっともケンカの強い人間。超火力の多彩な術を使いこなし、非常識なまでの戦闘力を持っている。しかし、暴れて周囲を破壊する事を嫌っており、全力で戦うことは滅多にない。戦闘技術は趣味で覚えたらしい。
どのような経緯か魔法の発動因子を持ち、理術と組み合わせた合成術、逆式合成術を習得している。

市内腕相撲大会五回連続優勝。

元ネタはTOD2のバルバトス

使用する技・術


◇ 頭目
種族 :精霊(自称猫)
肩書き :野良猫同盟No.1兼同同盟盟主
性別 :男?
年齢 :不明
身長 :120cmくらい
体重 :20kgくらい

好きなもの :赤いもの

プロフィール :
クレセント市に棲む精霊の一体。ぬいぐるみのような身体を持つ。
胸に数字の1が描かれいる。
野菜を貰いに時折、農林水産基地にやってくる。野菜は持って行くが代金は置いている。しかし、バルトスには野菜泥棒扱いされていた。

生物とは全く違う理で動いており、全身を破壊されても即座に修復が可能。首をはねられても短冊切りにされても、数秒で再生可能。殺すには特殊な方法が必要らしい。

戦闘能力は高く、バルトスとそこそこ戦えるほど。


使用する技・術

◇ ギゴ
種族 :精霊
肩書き :野良猫同盟5番
性別 :男
年齢 :不明
体高 :40cmくらい
体重 :3kgくらい

好きなもの :コロッケ
趣味 :街を眺めること
技能 :各種技術型魔法

プロフィール :
クレセント市に棲む精霊の一体。学者帽子をかぶり白衣をまとった猫のような生物。白衣には数字の5が描かれている。無類のコロッケ好きで、いつも持っている肩掛け鞄にはコロッケの入った弁当箱が入っている。
口癖は「ゴルァ」

平穏に暮らすことを信条としている。面倒見はよい。
学者のような外見通り、非常に知識量が多く、技術型の魔法を得意とする。技術と師式は頭目に次ぐと自負しているが、ケンカは苦手。

ハチべぇからはギゴ先生と呼ばれている。

◇ ハチべぇ
種族 :精霊
肩書き :野良猫同盟8番
性別 :男
年齢 :不明
体高 :40cm弱
体重 :1kgくらい

技能 :魔法少女の契約

プロフィール :
クレセント市に棲む精霊の一体。
猫とウサギと狐を混ぜたような外見をしている。背中には数字の8が描かれている。

魔法の使者を自称し、契約によって魔法少女を作る能力を持っている。契約は魔法少女となる対価として願いを叶えるというものの。願いの内容や数は、契約期間や本人の資質によって左右される。

かなりズレた思考をしており、はたから見ると強引だったり突飛だったりする行動を取ることがある。しかし、本人は至って普通の行動と考えている。

力は弱い。素早さは猫並だが、本気で動くことは珍しい。図抜けた再生能力を持ち、大抵のダメージは数秒で修復できる。そのため身の危険という概念が無いに等しい。弱点は泳げないこと。もっとも水に沈んでも窒息することはない。
ギゴからはわざと自分が破壊される状況にしているのではないかと疑われている。

◇ 白龍仮面
種族 :人間?
職業 :ヒーロー(非正規)
性別 :男
年齢 :不明
体高 :180cmくらい
体重 :60kgくらい


プロフィール :
非正規にヒーロー活動をする謎の男。
白龍の仮面を被り、白い派手なコートを着込んでいる。左腕に龍を模した小手を装着しており、それを使ってデュエルを行う。

非正規のヒーローらしく、ハチべぇはその存在を危険視している。
『LP8000/MP6000 ATK2600/DEF2500』らしい。


〈 作中に登場する術・技 〉

◇ アイディ・ライト

瞬身の術
身体の動きを加速させる術。身体の動きに加速度を追加する仕組み。理力をつぎ込めば加速割合は大きくなるが、反面身体の制御が難しくなる欠点がある。

エルフィンボウ
理力を圧縮し高い剛性を持つ弓を作り出す理術。
高強度の物質を具現化する理術は高度なもの。

ストレートアロー
矢を作り出す理術。
弓につがえて使用する。一定距離飛ぶと消えるように術式を調整してある。

クローショット
鉤爪付のワイヤーを作り出す理術。鉤爪は大抵のものに組み付く。ものを引き寄せたり、縮む勢いを利用して自分が移動したりできる。

ラフトプレート
四角いイカダを作る理術。
イカダの大きさはかなり自由に設定できる。アイディが作れる最大はおよそ二百メートル四方。浮力も調整できる。放っておけば水に流されるが、任意で動かすことは可能。

カンテライト
灯りを作り出す理術。
直方体の枠の中に、光球が浮かぶ構造。周囲を照らすだけではなく、灯りの周囲の空間そのものの光度を上げる効果を持つ。特に術式を設定しなかれば、アイディの近くを漂っている。

テレスコープ
遠方のものを見る理術。眼鏡にかけて使用することが多い。


ロックバードマント
擬似的に体重をほぼゼロにする理術。使用する時は羽飾りのついたマントが具現化させる。アイディの場合は普段から付けているマントと一体化した状態で具現化される。


◇ クラウ・ソラス

瞬身の術
身体の動きを加速させる術。

飛跳の術
跳躍力を高める強化術。目的の方向に向けて、瞬間的に大きな加速度を作り出す仕組み。跳び上がるための術であり、着地は他の術を用いる必要がある。

剛力の術
筋力を高める強化術。筋肉内部に理力による補助の力を生み出す仕組み。筋力を用いた加速にも使えるが主目的は力全般の強化。

破鉄の術
武器や打撃の攻撃力を高める強化術。武器や素手による攻撃のエネルギーを複写拡大し、相手に伝える仕組み。使用する道具の許容量以上は強化できない。
多くの場合、他の強化術と同時に使う。

剣の召喚
武器であるクラウ・ソラスを仮想空間から一瞬で召喚する理術。

光粒の術
小さな理術の灯りを作り出す術。
光量は大きくない。

水雲の術
足裏から理術を展開し、水面に立つ技術。立つだけでなく水上を走ったりもできる。水上での戦闘を行う時の必須術。

大牙
手に持った武器を芯として、数倍から数十倍の大きさの半実体の巨大武器を作り出し、それによって相手を攻撃する。一振りで一回という使い方をされる。破壊力は大きいが、効果は一瞬なので意外と理力消費は少ない。
クラウ・ソラスの形状をなぞっているため、非常に鋭利な刃を持つ。キマイラを攻撃するときは同時に強化術を乗せ、さらに威力を高める。
クラウの対キマイラ用基本攻撃。

鉄硬壁の術
逆手に構えた剣から展開される巨大な理力の盾。六角形のガラスを無数に組み合わせたような外見。高い硬度を持ち、キマイラの攻撃を受け止める。

壁歩きの術
足の裏と壁を理力で貼り付ける術。壁や天井を歩いたり走ったりすることが可能となる。壁と身体の間に擬似的な引力を作っているような構造。
多少身体が離れても問題は無いが、あまり離れすぎると落ちていく。

飛燕の術
手や武器から攻撃を飛ばす術。攻撃は芯となったものの形状をなぞったものとなるが、ある程度形の調整は可能。
飛んできたキマイラの破片を、手刀から放った理力の刃で砕いた。

重断
剣を地面に突き立て、切先を跳ね上げ放つ巨大な斬撃。対キマイラ用の大技。

豪裂
剣を横薙ぎに振り抜き放つ、巨大な斬撃。対キマイラ用の大技。


◇ アルベル

突き
単純なパンチ。だが、超人的な身体能力から作り出される突きは、下手な理術強化を乗せたものよりも遙かに高い威力を持つ。

衝撃波
超音速の突きや掌打などから放たれる衝撃波。どのような仕組みか指向性を持ち、離れた相手にでも的確に撃ち込める。またその破壊力は砲撃並。

羊肉〈ムートン〉ショット
超高速で放たれる後回蹴り。クラウを取水塔から突き落とすために使用する。

水上疾走
高速で水面を蹴り、その反動を利用して水上を走る技術。右足が沈む前に左足を踏み出し、左足が沈む前に右足を踏み出すという原理。上半身を動かさず下半身のみを高速で動かす独特の走り方が特徴。
理術による浮力は作っていないため、止まると普通に沈む。

首肉〈コリエ〉フリット
相手の首を真下から蹴り上げる足技。

衝撃の三連打
ファーストブリット、セカンドブリット、ファイナルブリットの三連打を相手に叩き込む技。高速移動を用いて一撃ごとに殴る場所を変えることが多い。やっている事はただのパンチだが、アルベルの超人的身体能力から繰り出される拳は、キマイラをも吹き飛ばす。

ヒール・アンド・トゥー
加速から放つ蹴り。

嵐脚〈ランキャク〉凱鳥〈ガイチョウ〉
身体を何度か回転させ勢いを付けてから、脚を振り抜き衝撃波の刃を放つ。その刃は大きく翼を広げた鳥のような形。キマイラを縦に両断するほどの切断力を持つ。

ビッグバン・パンチ
突進から繰り出される突き。
エンド・コアを外殻ごと粉砕する破壊力を持つ。

◇ ムラサキ

逆風の太刀
身体を低くし踏み込みから真上に切り上げる剣技。
スコップで使用。

二刀烈風剣
飛燕の術と風の術の組み合わせ。二本の剣から連続で風の刃を放つ剣技。ムラサキはスコップと傘を刀身にしてクラウに向けて放った。機関砲並の速度で機関砲以上の破壊力を持つ。最大火力での持続は五秒ほど。

傘の盾
日傘を広げ、防御術を展開する。見掛けは簡素だが、クラウが放った重断と豪裂の十字斬撃を正面から受け止めるほどの防御力を持つ。
本人曰く傘の防御力は凄い。

穴を掘る
切断術と空間格納術の応用。砂も土も石も無節操に掘り抜くムラサキの得意技。クラウ曰く地中では採掘機械が裸足で逃げ出す機動力。十秒ほどの時間で地面を陥没させるなど、非常識な規模の掘削を可能とする。

クァーリー
広範囲を短時間で掘削し、掘った土や砂などを空間収納術で回収する技。理力の消耗は激しいが、数十メートル四方を数秒で掘り抜く規模と速度を持つ。

召喚獣ナイツオブラウンド
砂の入った銃弾をみっつ、傘を砲身として撃ち出し、召喚獣を作り出す大型理術。巨大な騎士が十二体の騎士に分裂し、それぞれ攻撃を放つ。
いわゆる必殺技。

絆の剣風ソードビリジアン
不屈の疾風キングダムブルー
誇りの烈風ウォーリアプラチナ
斬り込め、召喚獣、ナイツ・オブ・ラウンド!

白亜のカルテット
よっつの小瓶をスコップで切り裂くことにより、四体の一刀獣を作り出す大型理術。四体の一刀獣が高速で突進し、相手を破壊する。

ミストが逆巻く業火に焼かれ、消え去るがいい!

チェスト全解放
空間格納術によって格納しているものを全部吐き出す技。地面を掘って溜まった土や砂で相手を押し潰す。

魔銃
ソイルの弾丸を発射するための大型の銃。色は銀色。普段は無数の金属片に分解して仮想空間に格納しているが、必要な時は展開し、右腕に装着する。
傘を用いて発射するよりも遙かに大きな力を作り出せる。

召喚獣テュポーン
顔のような形状の小さな筒状の身体を召喚獣。弾けた場所から数十メートル四方の空間を切断し、内部の物体ごと圧縮、そして分子レベルまで破壊する。効果発動後の防御は非常に困難。
ハチべぇを空間もろとも分子レベルまで破壊した。

大空を超える無限スカイブルー
大地を貫く完全ガイアブラウン
次元をえぐり出すまやかしマジックバイオレット
削れ、召喚獣テュポーン


◇ バルトス

粉砕のグランドダッシャー
地面から巨大な岩を具現化させる理術。具現化される岩の大きさは数十メートルにもおよび、爆発するように突き出す岩の槍が、標的を吹き飛ばし串刺しにする。

断崖のストーンウォール
巨大な岩の壁を作り出す理術。相手の前に壁を作り出して逃げ道を塞ぐのが主な使われ方。頭目相手に放ったものは、高さ百メートルにも及ぶ。

合成術
理力と魔法の魔力を合成し、大火力の炸力を作り出す技術。複雑な構成は作れないが、火力は同じ量の理力の四倍から十倍にも及ぶ。バルトスは何らかの方法で魔法の発動因子を取り込み、魔力の作成を可能としている。

逆式合成術
理力と魔法の魔力を合成し、高精度の堅力を作り出す技術。規模の大きな術式は作れないが、非常に堅く精緻な術を作ることができる。

魔斧ディアボリック・ファング
構成変換の逆式合成術。対象を分解、再構築し、別のものに組み替える。普段持っている伐採用斧を、凶悪な形の斧へと再構築した。

ワールドデストロイヤー
斧に膨大な炸力を込め、力任せに振り抜き大爆発を放つ技。あまりに高密度に圧縮された炸力は、黒く染まり、巻き起こる衝撃波は黒い波動となる。

インディグネイション・ジャッジメント
堅力で相手を拘束してから、炸力による強化を施された雷を落とす理術。逆式合成術、合成術、理術を同時に使用して放たれる、非常に高度な術。

天光満つる処に我は在り 黄泉の門開く処に汝在り
輝く御名の下 地を這う穢れし魂に 裁きの光を雨と降らせん
安息に眠れ、罪深き者よ 出でよ、神の雷――


◇ 頭目

目からビーム
両目から黄色い破壊光線を発射する。

口からバズーカ
開いた口から赤い破壊光線を発射する。

マトラマジック
全身の砲門を開き、無数の小型ミサイルを発射する全体攻撃。

波動砲
高密度に圧縮した魔力を、白く輝く破壊の閃光として口から発射する魔法。拡散、広角、収束、超など種類が多い。

◇ ギゴ

壁歩きの魔法
壁の表面を走る魔法。壁歩きの術と基本的な構造は同じ。

望遠の魔法
遠くのものの見る魔法。音も一緒に聞くことができる。

◇ ハチべぇ

魔法少女の契約
自分の持つ魔法因子を、人間と接続して、その人間が魔法を使えるようにするシステム。契約者の魔法の力は、本人の素質に左右される。契約者が先天的に魔法因子を持つ場合は、強力な魔法少女になる。

壁歩きの魔法
壁を歩いたり走ったりできる。


◇ 白龍仮面

デュエル
カード型の術符とボード型の儀式台を用いた理術形式。腕に装着する携帯ボードにカードを置くことによってモンスターや魔法などを実体化する。
カードの効果を発動する時は、MPコストが必要。

古のルール
永続魔法 COS 50
このカードがフィールドに存在する場合、通常モンスターはリリース無しのMPコスト消費のみで召喚する事ができる。

青き眼の白龍
光属性ドラゴン族 LV 8/ATK 3000/DEF 2500/COS 300
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。

王者の看破
自分フィールドにレベル7以上の通常モンスターが表側表示で存在する場合に発動できる。モンスター効果、魔法、罠の発動、召喚、反転召喚、特殊召喚、どれかひとつを無効にし破壊する。
つまり一回だけ相手の行動を無効化する。

極限融合
通常魔法 COS 200
フィールド及び手札から、指定のモンスターを墓地に送り、エクストラデッキより融合モンスター一体を融合召喚する。このカードによって召喚に成功したモンスターの攻撃力、守備力は二倍となる。このカードのプレイヤーは、エンドフェイズに上昇した攻撃力分のダメージを受ける。

青き眼の究極龍
光属性ドラゴン族 LV 12/ATK 4500/DEF 4000/COS 500
青き眼の白龍×3



〈 作中に登場する用語など 〉

惑星ファンタジア
人類が移民した惑星。
大きさは地球とほぼ同じくらい。テラフォーミングによる環境改造の結果、ある程度人間の住める環境になっている。その大地のほとんどをケイ素質の白い砂に覆われている。

書記士
この星で起こっている事を記録する者。特定の人物や場所を設定し、起こる事を記録する。その資格を得るためには、膨大な知識や技術を必要とする。
また、書記士の資格があれば、ほぼ世界中の施設の立入り許可を得られるなど、大きな権限を持っている。
本と羽ペンが紋章。

自治都市クレセント
世界再西端にある街。アイディが担当するクラウが住んでいる。

守護機士
人間が惑星ファンタジアに漂着した際に作られた高性能戦闘用アンドロイド。星に存在した旧文明残した自動生成兵器キマイラを破壊するのが主な仕事。世界全体でおよそ四百体がいる。
外見は人間と変わらず、人格などもほとんど人間と変わらない。
歯車と剣が紋章。

天空都市
移民船の管理者たちの子孫が住む都市。重力制御によって空中に浮いているため、天空都市と呼ばれる。そこに住む者は天空人〈テンクウビト〉と呼ばれ、特殊な仕事に就いている事が多い。また、天空人でないと就けない仕事も多い。
地上に住む人間からは、畏敬の対象となっている。
いわゆる特権階級であるが、反面非常に規律と制約が多く、それを破った時の罰も重い。

旧文明
およそ一億五千万年前に存在した、知的生命体による文明。かなり高度な文明水準を持っていたようだが、何らかの理由で滅んでしまった。遺跡は現在砂の下に眠っている。

キマイラ
惑星の旧文明が作った兵器。魔獣や怪物などとも呼ばれる。自動的に生成され、外敵と認識した者を攻撃する。何のために作られたのかは、よく分かっていない。また発生原理なども謎の部分が多い。
定期的に現われ、外敵と認識している人類を攻撃する。
強力な怪物であるが、人間の力で倒すことは十分可能。
多くの人間には災害のようなものと認識されている。

理術
かつて地球に存在した魔法や術と呼ばれる力を科学的に解析し、改めて体系化した技術。理力を媒介し、現実を書き換える。その効果はかなり多彩。
この星に住む人間は例外無く発動因子を持っているが、大きな現象を起こすにはそれなりの訓練が必要となる。
また人間でなくとも、因子を組み込めば扱うことができる。

クラウ・ソラス
クラウが持つ武器。全長二メートルもある十字架のような剣。柄と鍔は褪せた金色で、刃は両刃で白色。厚みが無いと思うほどに刃は薄い。キマイラを破壊するための武器であり、非常識な強度と切断力を持つ。
普段は仮想空間に収納し、必要な時は一瞬で召喚する。

ブルーフィールドグループ ( Blue Fierd Group )
クレセント市含む西部地方一帯を担当している水源管理局。
地下大河から水を汲み上げ浄水し、生活用水や工業用水などを作り、市内に供給している。また下水処理や排水の再利用なども行っている。都市機能の根幹である水を全面的に管理する組織。
アルベルはBF団と呼ぶことが多い。
上下水施設は、クレセント市から南に十キロほど離れた場所に作られている。

地下大河
地上より深さ二千メートル以上地下を流れる大河。地上に降った雨が砂の層を通り、地下の岩石層との間を流れているもの。地上に住む人間は、大河から水を汲み上げ使用している。大体の場所で水は真水。
クレセント市の西方から南方に向かって流れている。市街地の地下にはほとんど支流も通っていない。


取水塔
水源管理局が作った地下大河から水を汲み上げる設備。都市の最重要設備のひとつであるため、入り口は非常に厳重に封印されている。取水塔に入るには特殊な資格保有者か、中央議会からの承認が必要。
エレベーターで地下大河の上部まで移動し、そこから取水塔に入る。その扉も極めて堅固。取水塔は取水管と放流管、取水用大型ポンプ、作業用エレベーター、非常階段からなる。

地下大河のキマイラ
二本の腕を持ち、装甲を纏った大蛇のような外見。全長およそ六十メートル。取水塔を攻撃し、機能停止にした後、休止状態になる。
地下大河に落ちたクラウとアイディに反応し、起動状態となり襲いかかった。

エンド・コア
キマイラの中枢である核。直径十センチほど紫色の球体。これを破壊されるとキマイラは完全に機能を停止する。キマイラとの戦いでは、基本的にコアを破壊することが最終目的となる。しかし、コアは桁違いな強度を持つ外殻に包まれ、容易に破壊はできない。
外殻はエンド・クリスタルと呼ばれることもある。


インダストリアルクラフト社
クレセント市西方にある採掘会社。岩石層から鉱石などを掘り、それを精製している。鉄や銅、アルミなどの一般的な金属から、レアメタルまで幅広く取り扱っている。
採掘する深さは地下五千メートル付近が多い。

アンリミテッド一族
惑星開拓初期にキマイラの研究をしていた者たちの末裔。称号の意味合いが強く、大抵は名前、苗字の後にアンリミテッドが付く。

アダマンタイト
原子核内部の素粒子を操作し、硬度と靱性を高めた鉄。
正式には組成改造Feと呼ばれる。普通の鉄から作るには特殊な手順を踏まなければならないため、多額の費用がかかる。
守護機士の武器はほとんどがアダマンタイトで作られている。
旧文明でも使われていたため地下の遺跡から時々発掘される。ムラサキは個人的にいくらかを保有している。

素粒子干渉装置
物質の素粒子に干渉する大型装置。稼働させるだけでも数億サークルが必要。

サークル
惑星ファンタジアでの基本通貨。

オリハルコン
原子核内部の素粒子を操作し、性質を組み替えた金。正式には組成改造Auと呼ばれる。高性能な微小機械には不可欠なもので、ある程度量産もされている。
アダマンタイト同様地下の遺跡から時々発掘される。

フォトゥルナ公社
農業や林業、漁業、畜産業など、いわゆる一次産業全般を取り扱う組織。クレセント市の東に巨大な農林水産基地を作り、そこで市内で使う食料のほとんどを生産している。都市機能の要のひとつ。
機械的に大量生産するのもから、人間の手で少数生産するものまで、種類は多彩。

精霊
迷信が実体化した存在と言われる。理力などと同じダークエネルギーの塊に意志と思考が生まれたもの。その形は様々で、魔法と言われる力を行使する。
肉である部分をあまり持たないため、非常に生命力が高い。
殺すには特殊な方法が必要。

野良猫同盟
街に住む精霊たちの集まり。盟主は頭目。名前は仰々しいが、これといって理念や目的があるわけでもなく、各員は勝手気ままに行動している。

惣菜屋マンガンショク
街のどこかにある惣菜屋。揚げ物が美味しい。ギゴがコロッケを買っている店であり、金を払えば誰にでも売る。創作コロッケは中身がカオス。


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