Index Top タドリツキ ~提督はスライムにつき~

第8話 !眠れぬ夜に雪と波と


「あはっ、あっ、あんっ! おっぱい、気持いいっ! 乳首もこりこりって! ああんっこっちもっ、んんっ! 中、指でぐりぐりって、ああっ! はっ! あははっ! 女の子の身体って気持ちいいっ!」
 白いナイトスタンドが照らす簡易ベッドの上で、一人の少女が悶えていた。首の後ろで縛った黒髪と簡素なセーラ服と紺色のスカート。駆逐艦吹雪である。
 仰向けにのまま、吹雪は両手で自身をまさぐっていた。セーラー服に左手を差し込み膨らみかけの乳房を乱暴に揉み、ショーツの奥を指でかき混ぜる。暗い部屋の中に響く水音と、シーツのすれる音。
「ああっ! もう無理――イくっ……! 吹雪、もう限界です! イっちゃいますっ! んっ、んんんっ……! あっあっ、ふあああああっ!」
 吹雪は大きく仰け反りし、甘い悲鳴を上げた。きつく閉じた目蓋の裏に火花が散る。ぴりぴりと膣奥から駆け抜ける衝撃が手足の隅々まで広がっていった。喉の奥を突き上げるような快感に、だらしなく緩む表情。
 余韻を楽しむように目を閉じ、しばらく呼吸を整えてから、吹雪は身体を起こす。
「やっぱり駆逐艦の子は反応が初々しよね。癖になっちゃいそう」
 透明な液体に濡れた右手を一舐めし、にまりと笑う。まだ身体の奥が熱い。ずれた下着を直してから、両足をベッドから下ろし、時計を見る。寝るにはまだ早いだろう。
「もう少し、いいかな?」
 右手で軽く胸を叩き、大きく口を開けた。
 どろり、と。
 口から流れ落ちてくる青色の液体。床に広がった液体がゆっくりと立ち上がり、人型を形作る。顔や髪の毛、手足や衣装が形作られ、透明な青色から肌色や黒、白や紺色へと色彩を変えていく。ほどなく一人の少女ができあがった。
「あっ、吹雪ちゃん? こんばんは」
 どこか気弱そうな顔立ちでセミロング三つ編みがふたつ、吹雪と同じ白いセーラー服と紺色のスカートと。吹雪型9番艦・磯波だった。
 吹雪はじっくりと磯波の身体を眺める。
「磯波ちゃん、具合はどう? 身体におかしいとろこはない?」
「うん。良い感じ、だと思う……」
 身体をひねりながら磯波は答えた。揺れる三つ編み、細い腕、ほどほどに膨らんだ胸。白い太股。紺色のスカートが揺れている。
 その様子を眺めながら、吹雪は満足げに頷いた。
「見た目も動かした感じも違和感無いし、動きの遅れも無いし、私も成長したよね。何事も努力と経験だね。うんうん。それじゃ、感度はどうかな?」
「ひゃぅ!?」
 正面から胸を鷲掴みにされ、磯波が小さな悲鳴を漏らす。
 むにむにむに。
「あっ……! やっ……」
 セーラー服の越しに膨らみかけの乳房を揉まれ、磯波が身を竦ませる。上着や下着の感触とともに、手の中で柔らかく形を変える丸い塊。
「んんー。私よりちょっと大きいかな?」
 自分の胸に手を触れ、吹雪が首を傾げた。
 顔を真っ赤にしながら、磯波が顔を背ける。
「んっ。同じくらいだよ……」
「そうかな? 私は磯波ちゃんの方が大きいと思うけど。でもそう言うなら、直接触って確かめてみたくなるよね!」
「きゃぁ……!」
 セーラー服の中に直接手を差し込まれ、磯波がさらに悲鳴を上げた。簡素なブラジャーの奥に手を差し入れ、直接磯波の胸を弄る吹雪。全体を包み込むように撫で、小さいながら柔らかい乳房に指を沈め、乳首をくすぐるようにひっかく。
「磯波ちゃんのおっぱい、柔らかくて気持ちいよ」
「あっ、吹雪ちゃん……。んんっ、ダメぇ……。くすぐった……あんっ!」
 口を隠し、磯波が身を捩る。しかし、頬は赤く染まり、呼吸も乱れていた。沸き上がる快感を必死に耐えるように。
「次はねぇ――」
 吹雪は右手を磯波の足の付け根へと手を伸した。太股を何度か撫でてから白いショーツの奥へと手を差し入れ、小さな肉の割れ目を優しくなぞる。
「ひゃっ! そこはっ……! 吹雪ちゃん待って……そこはダメっ! ああっ、指入れないで……! あっ、私――始めてだからっ! 待って……! えっ、入ってきたっ――あっ、待って、動かさないでっ! 吹雪ちゃんっ! ああっ、かき混ぜないでっ、そこはっ……駄目だからっ! ひっ! んっ、ああああっ!」
 膣に差し込まれた指先が急所をえぐり、磯波はかわいい悲鳴をあげた。顎を上げ、目を瞑り何度か身体を震わせててから、ぺたりとその場に腰を落とす。
 濡れた指先を一舐めし、吹雪は磯波を見下ろす。
「磯波ちゃん、気持ちよかった?」
「うん……」
「もっと気持ちよくなりたい?」
「うん……」
 顔を上げ期待の眼差しを向けてくる磯波に、自分のスカートを持ち上げてみせる。
「それじゃ、私も気持ちよくしてもらおうかな?」
「!」
 磯波が顔を赤らめ、口を押さえた。
 白いショーツを押し上げる膨らみ。吹雪の股間には男のものがそそり立っていた。
 ごくり、と。
 磯波が喉を鳴らす。
 数秒の躊躇を置いてから、吹雪のものに顔を近づけ、そして小さな口にそれを含んだ。伝わってくる生暖かい口の感触。
「あっ。これが、磯波ちゃんのお口……! 暖かくて気持い――あんっ……!」
 ちゅぱ、じゅぷ……。
 ゆっくりと丁寧に磯波が口を動かし、肉棒へ刺激を与える。唇と全体をしゃぶりながら、舌を絡めるてくる。卑猥な水音を響かせながら。腰の奥から背筋を這い上がる電流に、吹雪は引きつった笑みを浮かべた。喉の奥が焼けるように熱い。
 じゅぷっ、ちゅぱ、じゅる……。
「んっ。あぁっ、これ……思ってたより、凄い……んっ。ああっ。磯波ちゃんっ――あっ、私っ、もう我慢でき……あっ、出ちゃ、うっ! 受け止めてっ! ふああああっ!」
 びくん、と腰を跳ねさせ、吹雪は磯波の口へと大量の精を解き放った。
 ごくり、と。
 口の中に吐き出されたものを、磯波はこぼす事無く飲み干していく。
 唇を一舐めし、見上げてくる磯波。
「吹雪ちゃん、気持ちよかった?」
「うん。凄く良かったよ」
 ご褒美とばかりに、吹雪は磯波の頭を撫でた。
「そう言われると嬉しい」
 微笑む磯波に、吹雪は妖しい笑みを向ける。
「お礼に磯波ちゃんをもっと気持ちよくさせてあげないとね。こっち来て」
「はい」
 言われるがままに磯波はベッドに登った。スカートを取りショーツを脱ぎ捨て、吹雪の前に仰向けとなる。両足をゆっくりと開くと、きれいな縦筋が露わとなった。漏れ出た透明な液体によって、薄くきらめいている。
「磯波ちゃん、きれいだよ」
 にまりと吹雪が笑う。股間ものは先程より強くそそり立ってる。
 磯波の足を抱え、吹雪は自分のものをその膣口へと触れさせた。思わず緩む口元。背筋を撫でる寒気と高揚感。一呼吸置いて、自分のものを磯波の膣奥へと押し込んだ。
 ずぶり、と。
「んっ! 吹雪……ちゃん……!」
 磯波が掠れた声を上げる。
 纏わり付く熱く柔らかな肉を掻き分けながら、吹雪は身を震わせた。
「磯波ちゃんの中、凄く良いよ。暖かくて柔らかくてとろとろで。このまま溶けて混じっちゃいそう。ふふ、次は動くね?」
「あっ! んっ……」
 吹雪が腰を前後に動かすたびに、磯波が可愛い声を上げる。胸の前で両手を握り合わせ、押し寄せる快楽を受け止めていた。頬を真っ赤に染めながらも、瞳に陶酔の光を灯して吹雪を見つめている。
「んっ! はぁっ! 吹雪ちゃん! ふあっ、これ――奥が突かれるたびに、ああっ! お腹がきゅんって! あっ、吹雪ちゃん吹雪ちゃんっ! これ凄いのっ……! あっ、身体が……熱くっ! あっ、んんっ! おかしくなりそう……ああっ!」
「磯波ちゃんの中、気持ちいいよ。暖かくてぎゅって締め付けてきて。私も腰が抜けちゃいそうだよ。んっ……でも、こうやって奥をぐりぐりってやると、どうかな?」
「あっ……あああああっ!」
 強く腰を押し込み膣奥を抉ると、磯波が身悶えとともに悲鳴を上げる。目元からこぼれる涙。快感から逃げるように、もしくは耐えるように身体を捻っていた。
「まだまだだよ、磯波ちゃん」
 吹雪はセーラー服をたくし上げた。白いブラジャーも押しのけると、発育途中の乳房が露わになる。ほのかに桃色を帯びた白い肌。薄い色の乳首を吹雪は両手で摘まんだ。
「ああっ、吹雪ちゃん――待ってっ! それはっ!」
 慌てる磯波に優しく笑いかける。
「思いっ切り気持ちよくなってね、磯波ちゃん」
「あっ!」
 くにくにくにくに……。
 吹雪は両手で磯波の乳首を乱暴にこね回す。
「ああっ、んああっ、あぁぁぁっ! 吹雪ちゃっ! あっ、それ以上駄目っ!」
「磯波ちゃん、凄くエッチな顔してる。ああっ、もっとエッチな顔になってね!」
 両手を振って必死に制止する磯波だが、吹雪はそれを無視して腰の動きを加速させた。激しく膣奥を突きながら、同時に胸を責め続ける。既に何度も軽く達していた磯波の身体は、あっさりと絶頂へと上り詰め、突き抜けた。
「あっ、もう……んっあああああああっ! 吹雪ちゃん、駄目って……言ったのにっ! んあっ、んっ……! もうごめんんなさっ! あんっ、頭溶ける! 溶けちゃう!」
 吹雪は磯波の腰に腕を回し、その身体を持ち上げた。より奥へ強く挿入するために。
「磯波ちゃん、出すよ!」
 びくびくっ、びゅっ!
 大量の精が再奥へと注ぎ込まれ、磯波の身体が跳ねた。
「んああああああっ! 子宮がっ! 壊れるっ! もう無理無理……! ああっ、助けてぇっ! 吹雪ちゃんの精子が、私にっあああっ! もうっ、気持ちいいの、これ! 爆発して……! あっ、イっちゃう! 私イっちゃう! もう耐えられない……おかしくなるっ! 壊れちゃうっ! んあああっ! あっ、あああっ、あああぁぁぁ……」
 激しく痙攣し、しかし貪欲に蠢く膣。吹雪のものをあえなく絡め取り、強烈な快感をその身体に叩き込んだ。体内で作られた精が、あっという間に絞り取られる。
「私も、またっ……イっちゃうっ……ああああっ!」
 そして吹雪は再び磯波の奥へと精を解き放っていた。

 

 んっ。ちゅぱぅ、くちゅ。
「あっ、ああっ……磯波ちゃん……」
 吹雪が掠れた声を出している。
 座った吹雪の股間のものを、磯波は優しく口で愛撫していた。氷菓子を味わうように、舌で丁寧に吹雪のものを舐め取っている。
「あ、あっ」
 背中を反らしながら、快感に悶える吹雪。
 その姿を愛おしそうに眺め、くすりと笑ってから、磯波は口の動きを加速させた。今までの快感を与える口技から、精を絞り取る濃い口技へと。
「あっ磯波ちゃん! 待って、急にっ……ふあああああっ!
 悲鳴とともに、吹雪があえなく達した。何度も腰を跳ねさせ、体力そのものを吐き出すように、磯波の咥内へと己の精を注ぎ込んでいく。
「ああぁ……ぁ……」
 ぱたりと後ろに倒れる吹雪。
 磯波は身体を起こし、口の中身を飲み干した。ぺろりと唇を舐めてから、時計を見る。本来ならもう寝ている時間なのだが。
「もうちょっと、いいよね?」
 にやりと妖艶に微笑み磯波は吹雪を見やった。

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20/5/7