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第3章 !足柄、負けにゃい…!


 前回のあらすじ!

「ま、それはそれとして、今日は足柄の身体を楽しませてもらう事にしよう」
「変な事はしないでよ……?」
 なでなでなでなでなで……。
 ただ丁寧に胸を撫でるツクモ。
「提督って意外とへたれね……」
「…………」
 直後、ツクモのくすぐりが足柄を襲う。
「あっ! ああっ、あははははははっ! やめっ! あはははははは! ひひひひひひ! 待っ、提督っ! あはははっ! それは、反則! はひっ、ルール違反ッ! はははははっ、はひっ、あははははは! やめてええあああはははっはは」
「少しは懲りたか?」
「この足柄を屈服させるには、まだまだね」
「なら、本気で行かてもらう」

 スカートが無くなり、足柄の下半身が露わになる。
「これは、かなり恥ずかしいわね……」
 足柄が呟くが、ツクモは止まらない。
 両足をゆっくりと左右に開く。白いストッキングに包まれた引き締まった足。ストッキング越しに見える、紫色のショーツ。開いた制服の隙間から、お腹が覗いていた。
 ツクモは太股を何度か撫でてから、足の付け根に手を移す。
「えっ、そこは……。本当にやるの……!?」
 足柄が顔を真っ赤にして呟いた。
 下腹部を手の平で包み込むように触れる。そこにあるべきものが無いというのは、何度体験しても奇妙なものだ。人差し指を動かし、生地の上から秘部を上下になぞる。
「んんっ、あっ……何、これ? 身体が、アツい……! えっ……んっ。待っ――!?」
 駆け上がる快感に、足柄が戸惑いの声を上げた。熱を帯びた身体を貫く衝撃。
 そのまま爪の先端で陰核をひっかくように刺激する。
「んっ、んん――っ! ふああっ!」
 びくっ。
 と身体が大きく跳ねた。
 力が抜け、ソファの背に身体を預ける。
「提督……さっきアレ……。何か仕込んだわね……」
 目蓋を落とし、足柄が唸るように呻いた。普段ならこれだけで達する事はないだろう。しかし、身体は熱く火照り、疼き、激しく快感を求める。さきほどの動作で身体のスイッチを入れたのだ。艦娘を構成する妖精への干渉の応用。
 問いに答えることもなく、ツクモは右手をストッキングの奥へと差し入れる。ショーツをかき分け、微かに湿った秘部に指先を走らせた。
「あうっ……」
 足柄が甘い声を漏らす。
 焦らすように手を動かしながら、左手で下腹を優しく撫でる。
「ふあっ、んんっ……。むぅ……」
 歯を食いしばる足柄。秘部の奥が疼いている。胸の奥から手足の先まで広がる淡い痺れ。しかし、ツクモは優しく手を動かすだけだった。
「あっ……はっ……。んっ! くっ! あんっ……!」
 足柄の口の端から涎が垂れる。
 身体の芯が燃えるように熱を帯び、喉の奥が灼けるように乾いていた。完全に発情した身体はさらなる快感を求めている。しかし、ツクモは静かに足柄の身体を焦らすだけ。
 それでも、足柄はにやりと不敵な笑みを浮かべてみせた。 
「私はッ、足柄よ……! この程度、な……何とも、ないんだから……! うんっ!」
 お腹を撫でていた左手を差し入れ、指先で淫核を軽くひっかく。
「ひゃんっ!?」
 鋭い電流が身体を駆け抜けた。
 右手で膣口をゆっくりと弄りながら、ツクモは左手で陰核を撫でる。達するほどではないが、無視できるほどではない刺激に、全身が震えていた。
「あっあっ……ああっ――! くっ……んっ――まだまだぁぁ……!」
 仰け反りながら甘い悲鳴を上げる足柄。
 ツクモは左手で淫核を撫でながら、右手を引き抜いた。震える指先を操り、制服とシャツのボタンを外していく。白い襟布を取り、両手で上着を開く。
 丸く大きなバストと、それを包む紫色のブラジャー。
「ふふん。どうかしら、提督」
 足柄が得意げに笑う。多少声を引きつらせつつも、
「私のこの精悍なボディは? この際だからいくらでも触ってオッケイよ?」
 ツクモは背中に手をやり、ホックを外した。深呼吸を何度か繰り返してから、両手をブラジャーの下に差し入れ、胸全体を包み込む。
「うんっ」
 足柄の肩が跳ねた。胸から全身へと、新たな熱が広がっていく。
 ツクモは両手で足柄の胸を撫で始めた。ブラジャーをずらし、張りのある乳房を優しくマッサージするように、ゆっくりと撫でていく。
「あっ!? ひゃっ! えっ、待って、コレ!」
 足柄が即座に違和感に気付いた。胸を撫でるだけ。なのに、まるで淫核を直接刺激するような快感が全身へと弾ける。
「ああっ、んっ……! 凄いっ! あふんっ! こ、これって――ああっ、提督ッ、何かしたでしょ、ねぇ!? さっきと同じの……んっ、ああああんっ!」
 足柄が叫ぶがツクモは答えない。
 しかし、表面を撫でるだけで全身に駆け抜ける電流は、本物だった。表面を撫で指を押し込み、時折乱暴に鷲掴みにする。そのたびに、意識とは無関係に全身が跳ねる。
 引きつった声を上げながら、しかし足柄は無理矢理口を笑みの形にする。
「ひっ、あっ……あっ……あぁぁぁ……。くぅッ、んんんんんっ、この足がりゃ……まだまだ、この程度じゃ屈しにゃいわよ……。あっ、んんんっ!」
 ツクモは両手で乳首を摘まんだ。
「ンっ!」
 足柄が跳ねる。
 ぷっくりと膨らんだ乳輪と、つんと自己主張をする淡い色の乳首。ツクモは両手で丁寧に、胸の先端を扱いていく。胸から全身へと走る快楽の並に、全身が震えていた。
「んっ、ああっ……! くぅ――!」
 大きく仰け反り、舌を突き出しながら、足柄は押し寄せる快感を受け止めていた。
「まだまだ……あっ。んんんっ! すごぃっ……! んンっ! こんなッ、ひキョうにゃ手にっ……あんっ! あっ、んんッ、負けひゃりしない……わっ! んああっ!」
 駆け巡る快感に身を悶えさせるも、達するほどの刺激は得られない。足柄は口からだらしなく涎を垂らしながらも、ツクモの責め苦に耐えていた。
 すっと右手人差し指を持ち上げる。
「なに……?」
 足柄が指を見る。持ち上げた人差し指。何かが変わっているようには見えないが。
 ツクモは指を口元に近づけ、それを咥えた。
「ひゃぅん!? あっ! んんっ!」 
 足柄が悲鳴を上げ、右腕が跳ねる。
「ちょっと、何っ! コレ――!?」
 硬い指に舌を這わせるだけで、指から手、腕、そして身体へと、雷撃のような快感が走り抜ける。まるで指が性器になってしまったかのように。
「あむ」
 ツクモは人差し指を口に入れた。唾液を絡め、舌や歯で刺激していく。
 ちゅぷ、ちゅぱっ、くちゅ……。
「あっ……! おっ、ふっ……むぐっ……! あひっ! 何したの、これっ!?」
 慌てる足柄。口元からこぼれる涎。
 過剰なまでに敏感になった指が、快感の信号を脳に叩き混む。本来ありえない部位からの、さらに未知の快感。脳がその情報を処理仕切れず、オーバーヒートを起こしていた。
「うんっ! はっ、くぅ……んんッッ! 待って、これはっ……あんっ、反則よッ! 異議ありっ! うんっ……あああっ! 提督、ずるいわよぉ……ん! んッ、くぅぅ……」
 ちゅぷっ。
 口から抜かれる指。
「む、無茶苦茶よ……」
 荒い息を繰り返しながらも、足柄は己の指をじっと見つめていた。
 ツクモは腰を少し浮かし、左手でストッキングごとショーツを太股まで降ろす。引き締まった太股と下腹部、秘部には薄く毛が茂っていた。
「えっ、提督……まさか……」
 ツクモは右手の人差し指で、再び膣口をなで始めた。
「んんんんんっっ!? ああああぁぁぁ!」
 腹の奥に、まるで殴られたかのような衝撃が突き抜ける。歯を食い縛り、足柄は無理矢理声を飲み込んでいた。身体が震え、目元から涙が滲む。
 じっくりと焦らすように、指先が秘部を刺激する。
「うううっ、これは……。でもっ……あんっ、私はッ、足がりャよっ! こんなもん、余裕で……! くっ! 耐えりゃ、れるんだ……んっ……! からぁ……うぅぅぅ!」
 うつぶせにソファに突っ伏し、足柄は押し寄せる快感に必死に耐える。
 しかし、身体を支配しているのは足柄では無くツクモだった。足柄は意識は動くが、逃げることもできない。手は足柄の意思とは関係無く動き、ひたすら焦らすように、膣口と淫核を指先で撫で続けている。
「んっ、ああっ……。提督、ううう……。私は絶ひゃい、負けな……あっ、はっ」
 神経を蝕むとろ火の快感。
 身体を震わせ、引きつった笑みを浮かべ、足柄は涙を流していた。身体は燃えるように熱を帯び、しかし凍り付いたように寒い。爆発寸前でひたすら焦らされて、気が狂いそうだった。
 そして。
 つぶり。
 と、前触れなく指が膣に差し込まれた。
「!」
 足柄が固まる。
 全身が発情した状態で、ひたすら焦らされた身体。それ自体がひとつの生殖器と化した右手の人差し指。その刺激が重なり、足柄の脳を直撃する。
「あっ、ああああああああっ! 駄目っ、待っ――ああっ! 何でっ、いきなりっ! んんんんんんっ! そんなっ……、あっ、んああああああああっ!」
 衝撃に仰け反り、足柄は絶頂を迎えた。秘部の奥底から脳まで突き抜ける、快感の本流。目の前に星が散り、全身の筋肉が伸縮する。
 くちゅくちゅ、と。
 淫猥な水音を立てながら、ツクモは指先で膣内をかき回した。腰を持ち上げ、ソファに突っ伏し。開いた左手で淫核を摘まみながら、ひたすらに快感を貪る。
「やっ、これ……凄いッ! ああああっ! 駄目ッ、これ駄目! あんっ、んんんっ! おかしくなるっ! 待って、ああっ! んんんんんんんっ! もうダメっ! ああっ、ごめんなさいっ、私の負けよ! 負けだから! あっ、んんんんん! 提督ゥッ!」
 身体を丸め激しく達する足柄。
 ツクモは秘部から手を放し、胸に移動させた。乳房を手の平でこね回し、激しく勃った乳首を両手で摘まみ、男のものを扱くように刺激する。過剰に発情状態となった身体は、胸への刺激のみで容易く絶頂に至ってしまう。
「ああっ、ひゃぅ! もう無理っ、無理無理ッ! あああっ! 駄目駄目ッ! お願いっ、許して! ギブアップ! こ、降参よ! ああっ、んっ! ふああっ! 待って――! 胸だけで、イっちゃううう! んんんああああぁぁっ!」
 身体が激しく痙攣し、そのたびに目蓋の裏に星が散る。まるで身体そのものが全て性感帯になってしまったかのように。電撃のように全身を駆け巡る性的快感。何度も仰け反り、何度も絶頂を迎え、それでも快感は納まらない。
「あああっ、んんんっ! ごめんなさいっ! 提督っ、もう駄目ッ! おかしくなるっ! んっ、あっ、んンンンンっ。やだァ、もうヤダァ! あああああっ」
 最後に大きく跳ねてから。
 足柄の身体は糸が切れたように、動かなくなった。
 ソファに倒れたまま、足柄は気の抜けた笑みを口元に浮かべる。
「提督……酷いわよ……」
 ツクモはそっと右手を挙げた。
 足柄が瞬きをして、それを見つめる。
 ゆっくりと指を足柄の口に差し込む。
「あっっ、んんっ……」
 足柄は恍惚とした表情で、指を舐め始めた。

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18/11/16